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最も参考になったカスタマーレビュー
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
読みごたえあり,
By ち - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 嫌われ松子の一生 (単行本)
タイトルの妙なインパクトに惹かれてこの本を手にした。あらすじは今更繰り返すまでもないかもしれないが、福岡の田舎町に暮らす若い中学教師松子が、運命のいたずらともいうべき小さな出来事を発端に職を奪われ、家出を余儀なくされる。その後は転げ落ちるように風俗の世界に足を踏み入れ、刑務所生活、果ては殺人事件の被害者として人生を終える。地域社会のちょっとしたエリートで、そこそこの名誉も幸福も手にする事ができたはずの松子。才色兼備といってもよい彼女がなぜこのような人生を歩むはめになったのか。彼女の人生にはいくつかの重大な局面があり、その度に下へ下へと落ちていくのだが、各局面の鍵を握るのは全て男性である。男性および男性社会のエゴ、欲望、理不尽さに誠実に応えようとしすぎたことがすべての不幸の原因のようにも思える。男性である作者は何を思ってこのようなテーマを選んだのか訊いてみたい気がする。どうしようもなく救いの無い話でありながら、終わり方はさほど暗くない。読後、表紙を見て初めて、ごく小さな文字で英語のサブタイトルが付いているのに気づいた-A woman who kept searching for love-まさに愛を求め続けた女の物語だと思う。
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
途中で読むのを止められない。,
By
レビュー対象商品: 嫌われ松子の一生 (単行本)
頭が良く美人の教師、川尻松子を巡る運命を描いた傑作。裏切られて行き場を失う虚無感、転落した先でのささやかな成功と賞賛、成功が松子を狂わせ大切な人を更に破滅に追い込む弱さ、頼るべき人と帰るべき場所を失い自壊する様が、生々しく描かれている。 龍洋一が出所する場面で松子に与えられた残酷な結末が読後も脳裏に焼き付いて離れない。 両者に自分自身を重ね、涙をこぼさずにいられなかった。
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
松子は嫌われていた?!,
By valleyjp1 (首都圏) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 嫌われ松子の一生 (幻冬舎スタンダード) (新書)
久々にイッキに読み通した小説だった。松子の転落ぶりはある意味自業自得に思えるところがある。要所要所で彼女は思い込みが激しく、物事の捉え方も独特である。ただ私はそれをいたずらに責めているのではなく、その要所要所で彼女は独りぼっちだということを言いたいのだ。凄まじいほどのどん底を彼女は味わうが、同時にこれは決して特殊なお話ではなく、誰もが一歩間違えば似たような道筋を辿りうるようにも思えてくる。一方、笙と明日香をめぐる動きは松子の人生とは対照的に新鮮である。ここにも筆者の思いが多々こもっているように私には感じられた。 フィクションであるにもかかわらず、不思議な現実味を漂わせるこの小説…著者の非凡さのなせる業ではないか。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0
実話ではないの?
今から15年くらい前、萩(山口県)で行われた映画関係のセミナーに参加していた。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/4 投稿者: chipstar2011
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