本屋で表紙を見て「?」と感じ、レビューを参考に購入しました。
私は「ひらひらひゅ〜ん」とこの本がきっかけで、作家買いに走ってしまいました♪
爽やかな風が頬に触れるような、何か幸福な痛みを思い出す
大人にこそお勧めしたい作品。
初夏に都会から田舎へ行った際に感じる心休まる空気感があります。
なんといっても見どころは、
枯れつつあるからこそ魅力際立つ初老の教授、海江田の色気が随所にちりばめられていることかもしれません。
関西弁で飄々としていて辛辣。おかしみがあってストレート。
特に煙草のシーンは秀逸で作者の着眼点と極め細やかな表現に魅了されます。
つぐみに対しても辛辣なことを言いいながら、
不意に直球で口説いたり、無償で懐が深かったりと
大人の男のとぼけた本気が心地よく、そして何故か切ないです。
読み終えた後にしあわせな余韻が残ります。
今後の展開が楽しみです。