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娘に語るお父さんの歴史 (ちくまプリマー新書)
 
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娘に語るお父さんの歴史 (ちくまプリマー新書) [新書]

重松 清
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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娘に語るお父さんの歴史
1963年生まれ、“普通のおじさん”であるカズアキが、自分が生きてきた昭和の時代を娘に語る。戦争を体験した前の世代のような強烈さはないものの、確かな歴史が感じられる。

テレビや漫画があり、食べ物もたっぷりあった。自分の勉強部屋があった。病気で死んでしまう友達や経済的な事情で高校に進めない友達はめったにおらず、高望みさえしなければ将来の夢を邪魔するものはなかった。

敗戦から間もない時期だが、日本は「東洋一」を目指し「世界」に目を向けていた。交通事故の犠牲者が急増し、公害患者が出るなど負の面も大きかったが、カズアキは「幸せな時代だった」と振り返る。一人ひとりの、ニッポンの、世界の未来を「信頼」し、全力疾走できることこそ幸せだったと結ぶ。


(日経ビジネス 2006/04/17 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

内容(「BOOK」データベースより)

「お父さんって子どもの頃どうだったの?」娘・セイコの素朴な疑問に、生きてきた時代を確かめる旅に出た父・カズアキ。「未来」と「幸せ」について考える物語。

登録情報

  • 新書: 173ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2006/02)
  • ISBN-10: 4480687327
  • ISBN-13: 978-4480687326
  • 発売日: 2006/02
  • 商品の寸法: 17.3 x 10.7 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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By ringmoo トップ500レビュアー
形式:新書
1959(昭和34)年を境にして、それ以前は戦中、戦後の時代、以後は高度成長からバブルの時代と位置づけているのだろう。作者は、この昭和34年から70年を中心に、自らの生きた時代を娘に語る形の小説にしている。

その間の40年弱の日本を振り返って行くが、その時期に生きた人間としては、一緒に当時を懐かしみ、ほくそ笑んだりしてしまう。逆に、憤りを覚えたり、後悔したりもする。そんな時代を作者は「全力疾走」で「未来が幸せだと信じる」ことが出来た時代だったと総括している。その上で、娘に「幸せな時代だったわけ?」という問いに、躊躇しながらも「YES」という答えを出す。その根拠は「未来が幸せだと信じる」時代だったということである。

全編に渡って納得出来る論旨で、自分たちの生きてきた時代を上手く整理してくれたなと思う。未来に幸せがあると信じて子供たちを無事に育てることが、自分たちの役目だというのも納得できる。一方で、娘に今の日本の不安を語らせている。この点も作者と同様心配ではあるが、「娘」たちの世代に頑張って貰って、そうした心配を払拭して欲しいなと思う。そのための準備をするのは、我々の責任だろうと思う。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
40年近く生きて来て、ふと自分が生きてきた時代について考えるようになった。どんな時代に生きてきたのか、生まれた頃の日本はどんなだったのか知りたくなった。ただし、教科書や昭和史の本は何か他人事のようで実感が無い。そんなときに見付けて読んだ本書で、疑問がすとんと腑に落ちた。

昭和三十年代からの時代を、著者の分身である主人公が調べる。あくまで「思い出」ではなく、「歴史」と捉える。さすがに小説家らしく、読まされるうちに納得してしまう。歴史書のように「説得される」のではなく、「納得して」しまうのだ。ああ確かに自分が生きてきた時は、あの時代特有のもので、それがいつか歴史の一部になるのだと実感した。そうして歴史を捉えたとき、未来も見えてくる。感心するとともに、歴史を身近に考える貴重な時間が持てた。
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形式:新書
私と同世代の重松さんが、娘に語るお父さんの歴史とは?

戦争の悲惨さ、戦後の貧しさを語る年齢でも無く、白黒テレビ〜カラーテレビへ、アポロの月面着陸、オリンピック、大阪万博、高度経済成長、それに伴う公害、交通事故の増加等々、日本が、世界が加速度的に移り変わっていった時代。

科学という未来を信じ、突っ走ってきた結果、経済大国となった日本。その一方で無くしてしまった物も多いのも事実です。

同世代の人には懐かし事柄が散りばめられていて面白いのですが、自分の娘が、この小説の中の娘のように素直に興味を持って聞いてくれるか疑問が残るのですが(家だけでしょうか?)
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