表紙に一目惚れして購入を決めましたが、それに関しては期待以上でした。イラストの可愛さは反則級です。表紙のヒロインの娘は、大嘘吐きで毒舌と理不尽さが予想以上だったので少々面食らいましたが、それも序盤がピークだったのが幸いでした。日常パートでの耳としっぽに関するやりとりはとても可愛らしかったです。
ストーリーについては、個人的には、終盤での本当にバッドエンドかもしれないと思うほど、二転三転する先の読めない戦いはハラハラしました。あと、嘘の連発でピンチを切り抜けるシーンは読んでいて楽しかったです。しかし褒められる部分はこの2点くらいで、少し要領の悪すぎる主人公にイラつかされることも含めると、話だけなら評価は★3つ程度と思います。特に日常パートではイラストに助けられている部分も多いと思うので、挿絵に興味がない人にはあまりお勧めできません。あとは題材にもなっている修羅場についてですが、中盤とエピローグに少しある程度です。おそらく本格化するのは2巻からかと。
最後に舞台設定についてです。史実に創作物が混じって、歴史上の人物と一緒に架空の人物も登場するやや変則的なタイムスリップものですが、「恋姫」とか「Fate」とか、あのあたりに近い歴史上の人物の美少女化もあるので、そういったものが苦手な人にもやはりお勧めできません。