【設定・世界観】★★★
人間型モビルスーツ(?)orパワードスーツ(?)が存在する。
そして、サイボーグも登場する世界観。
ヒロインが「それ」に搭乗して、騒動を巻き起こす…というもの。
ライトノベルとしては普通の設定。
【キャラ】★★★
主人公は、目立つ事がきらいなごく普通の男子高校生。これまた定番。
4巻ではあまりの煮え切らなさに、いらいらする場面あり。正直、好きにはなれない。
主なヒロインは二人。
一人は、外の人(人間型パワードスーツ)。容姿端麗、成績優秀な生徒会長。
もう一人は、中の人(搭乗者)。ちんちくりんの子供体系、極度の人見知り。
どちらも、姫宮ちとせ。区別は「中の人」と「外の人」で行う。
両者は対極的な性格である。
作者は、可愛げのあるわがままな女の子をイメージして描写しているのだろうが、
あまり可愛く感じないし、感情移入もできない。
主人公の幼馴染、結衣。三角関係の一角。
今回は、彼女が積極的に動くのだが、なかなかいい雰囲気を出している。
これなら、もう結衣でいいんじゃないか、と思えるほど。
主人公がちとせに心を傾ける理由が理解できない。
主人公とちとせが、いまひとつ光らないのが残念。
ちとせ、ちなつ、ちひろ等同じような名前が出てくるので、混乱する。
【ストーリー】★★★
今回は、文化祭を通じて、各登場人物の心の動きを追っている。
3巻でも思ったのだが、この作者はストーリー展開がうまいのである。
自然に物語が進むので、読者はストレスを感じることなく、読むことができる。
ただし、うまい事と面白い事は両立していない。
【文章力】★★★★
違和感なく、読者に負荷を与える事無く読ませる能力を持っている。
ライトノベル作家としては、上位に位置する。
【イラスト】★★★
悪くはないと思うが、個人的には好きな絵柄ではない。
特に「中の人」のイラストが、ロリ過ぎで気持ちが悪い。(あくまでも個人的な感想なので、あしからず)
この作品の最大のネックは、イラストにあるのではないか。