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姑獲鳥の夏 (KODANSHA NOVELS)
 
 

姑獲鳥の夏 (KODANSHA NOVELS) [新書]

京極 夏彦
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

本格が民俗学を超越。反ミステリ-の極致!古書店を営む傍ら、憑物落とし専門の神主も務める京極堂主人に「妊娠20ヶ月の妻を残して、密室から失踪した男を探して欲しい」という奇怪な依頼が持ち込まれた

内容(「MARC」データベースより)

産の上にて身まかりたりし女、其の執心、此のものとなれり…様々な古典文献を引用しつつ、日本的な家系の悲劇を浮かびあがらせるミステリ。綾辻行人、法月綸太郎、竹本健治も絶賛する大型新人の傑作。〈ソフトカバー〉

登録情報

  • 新書: 430ページ
  • 出版社: 講談社 (1994/8/31)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061817981
  • ISBN-13: 978-4061817982
  • 発売日: 1994/8/31
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
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23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
今日、売れるのは、薄くて字が大きい本らしい。私個人はそんな本は損した気分になるのだが・・。京極夏彦の作品はそういう今時の売れ筋の本とは対局にある。字が小さく(しかも二段構え)ちょっとひるむほどの分厚さ。しかし、ただ活字が多いだけの本ではない。読むやいなや冒頭から引き込まれてしまう。あとはもう端麗な文章を思う存分楽しみながら、物語の展開に身を任せるのみ。初めて読んだときには「凄い本に出会ってしまった」と思ったものだ。あの厚さにもかかわらず読み終える頃には「もう終わってしまうのか」と少し残念な気分になる程。まったく活字好きには堪えられない。

ストーリー展開は、登場人物の超人的能力に頼ったご都合主義なところは否定できないが、もうそんなことはどうでもよろしい。本を読む楽しみをこれほど味わえる作品にはなかなか出会えないのだから。同じ作品を二度三度読み返したいと思うわけではないが、読み終えると他の京極作品を渇望している。

これから京極作品を読もうかと思っている方には、ぜひこのデビュー作から読むのをお薦めする。二作目三作目を読みすすむと、「あ、これはあのときの話か」とシンクロする場面がでてくるので。もちろん二作目・三作目だけを読んでも楽しめる構成なのだが、あらかじめわかっているとより楽しい。(京極氏のファンサービスかもしれませんね。)

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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:新書
「京極堂」シリーズの第1作。当時無名の作者の本を手に取ったのは、私が妖怪好きだったため。作者と水木しげる氏との交友関係を知ったのは後のこと。

本作を途中まで読んで、本格ミステリを目指したものではない事は分かった。「この世に不思議な事など何もない」という京極堂の「憑き物落し」が読ませどころなのだが、そのためにはある種の"謎・不思議"を提出しなければならない。これが衝撃度抜群なのだ。勿論、本格ミステリ的にまっとうに解かれる訳ではない。ここは、好みが分かれるところであろう。極上のエンターテインメントとして読めば、最高に楽しめる作品である。

本作では、戦後の没落した病院の人々の人間模様も一つの主題である。この辺は、妖怪の名を借りたロス・マクドナルドという印象を持った。

そして、本作の最大のテーマは関口自身である。途中まで単なるワトソン役かと思っていた関口が、中盤から完全な主人公になり、関口が「憑き物落し」の対象になるのである。この趣向は面白いと思った。本作以降、私のお気に入りは関口である。

本シリーズは全部読んでいるのだが、完成度は別として、衝撃度は本作がNo.1ではないか(デビュー作と言う事もあるが)。他の「新本格」を名乗る凡百の作家とは明らかに一線を画した作家の登場に心躍らせたものだ。作者がその後、期待以上の活躍を見せてくれているのは周知の通り。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By らる
形式:新書
京極堂シリーズ第一弾

「魍魎の匣」は日本推理作家協会賞を受賞した作品ですが、個人的にデビュー作の「姑獲鳥の夏」が一番気に入ってます。ページ数もシリーズを通して少ない方ですし(笑)
お気に入りの関口先生の性格も丁寧に書いているし、妖怪や怪奇な事柄を思慮深い京極堂が解析していく姿にも納得のいくことが多く、独特な物語にもすんなり入り込むことができる作品。
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投稿日: 2007/12/24 投稿者: ringmoo
京極夏彦の原点 エッセンスは全てここに
 京極夏彦のデビュー作です。... 続きを読む
投稿日: 2007/10/10 投稿者: 樽井
京極堂の手にかかればこの世の不思議は絶滅。
いつか読もう読もうと思いつつ、その厚さに中々手を出せないでいたけれど、ついに着手しました。京極堂シリーズ。本書の装丁や京極夏彦の雰囲気から、このシリーズは妖怪退治... 続きを読む
投稿日: 2007/8/26 投稿者: 桑の実からできた泡
美しく妖しい京極堂シリーズの幕開け
『我輩は猫である』の迷亭が好きな人は、おそらく気に入る京極堂。... 続きを読む
投稿日: 2006/3/22 投稿者: 永遠のかけら
天下一品のラーメン並みの濃厚さです。
とにかく疲れます。(笑)... 続きを読む
投稿日: 2006/2/11 投稿者: 運営堂
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