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始祖鳥記
 
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始祖鳥記 [単行本]

飯嶋 和一
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

江戸後期に、世界で最初に空を飛んだと伝えられる一人の表具師がいた。備前岡山に生まれ、駿府で生涯を終えたと言われる〃鳥人備前屋幸吉〃である。 七歳で父親と死別。生家を兄が継いだ後、表具師を営む母の生家に引き取られて修行を重ね、やがて幸吉は表具師として最高の腕を認められ「銀払い」の地位と財を築く。しかし〃鳥のように空を飛んでみたい〃という少年期の思いは止みがたく、ある日幸吉は憑かれたように羽作りに没頭しはじめる……。ただ自らを生きるために空を飛び、飛ぶことで人々に希望を与え続けた幸吉の人生を、綿密な考証をもとに鮮烈に描く希代の歴史大作。前作で大衆文学の到達点とされる文学賞候補を意あって辞退した、まさに「知る人ぞ知る」著者、飯嶋和一氏の感動の書き下ろし長編である。

内容(「BOOK」データベースより)

ひたむきにおのれを生きた世界最初の“鳥人”備前屋幸吉!空前の凶作、貧困で、人心が絶望に打ちひしがれた暗黒の天明期、大空を飛ぶことにおのれのすべてを賭けた男がいた。その“鳥人”幸吉の生きざまに人々は奮い立ち、腐りきった公儀幕府の悪政に敢然と立ち向かった。

登録情報

  • 単行本: 397ページ
  • 出版社: 小学館 (2000/01)
  • ISBN-10: 4093860459
  • ISBN-13: 978-4093860451
  • 発売日: 2000/01
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 118,037位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 響き渡る男達の共鳴音, 2005/4/23
レビュー対象商品: 始祖鳥記 (小学館文庫) (文庫)
空を飛びたかっただけの幸吉。そこに野心なんてなかった。あったのは少年のような真っすぐな夢だけ。ただ、その姿は人々には浪漫としてではなく世直しを叫ぶ鵺という希望に映った。幕府の悪政を正すべく奔走する魅力ある男達の知性ある勇気と、期せずして伝説の男となった幸吉の真っすぐな気持ちがミックスされて時代を切り開いていく男達の物語。幼き頃と老年の幸吉に影響を与えた女性おキヌとウタは荒野に咲く小さな花のように物語を和らげている。微細にわたる時代描写、繊細な人物描写、五感に訴える自然描写。類い稀なる読後感。一級品の大衆文学。
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 そこに空があるから・・・, 2005/1/17
By 
レビュー対象商品: 始祖鳥記 (小学館文庫) (文庫)
購入してから時間が無くて中々読む事が出来なかったのですが、読み始めたら面白くて止まらなくなりました。これぞプロ!と言える詳細な時代考証も良かったですし、何しろ主人公幸吉の生きざまが良いです。
周囲の人々が彼の行動に影響され、今までの安定した暮らしや地位を捨てて迄、悪政に立ち向かって行く姿は、感動的で心揺さぶられる物がありますが、それで幸吉も世の為、人の為空を飛ぼうとする・・・とならない所が気に入りました。彼は決して世直しの為に空を飛ぶのでは無く、むしろ、周囲に迷惑をかけているにも関わらず、空を飛ぼうとする。
ただ飛びたいから、そうせずにはいられないから。
多かれ少なかれ人には、理屈では説明しきれないこの様な感情を持ち合わせているのではないでしょうか?
彼にとって飛ぶという行為に理由付けは不要なのです。

*公儀のお裁きは他国で前例があればそれを踏襲するのが殆どと言う事を本書で初めて知りました。この様な江戸のちょっとした話が色々詰め込まれていて、これも面白いです。

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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 全日本人必読!の帯は誇張じゃない, 2002/12/3
By カスタマー
レビュー対象商品: 始祖鳥記 (小学館文庫) (文庫)
 面白い本はたくさんある。
 感動を与えてくれる本もたくさんある。
 かつ、生きる姿勢に影響を与えてくれる本は多くはない。

 苦しい時、迷った時、登場人物の台詞が支えてくれる。
 惰性で過ごしている時、何かをしなくてはいけない気分にしてくれる。

 江戸時代という時代背景が合わない人にも、是非、お勧めの一冊です。

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