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始まっている未来 新しい経済学は可能か
 
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始まっている未来 新しい経済学は可能か [単行本]

内橋 克人 , 宇沢 弘文
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,470 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

世界と日本に現れている未曾有の経済危機の諸相を読み解きながら、パックス・アメリカーナと市場原理主義で串刺しされた特殊な時代の終焉と、すでに確かな足取りで始まっている新しい時代への展望を語り合う。深い洞察と倫理観に裏付けられた鋭い論述は、「失われた二〇年」を通じて「改革者」を名乗った学究者たちの正体をも遠慮なく暴き出し、「社会的共通資本」を基軸概念とする宇沢経済学が「新しい経済学は可能か」という問いへのもっとも力強い「解」であることを明らかにする。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宇沢 弘文
1928年、鳥取県に生まれる。1951年東京大学理学部数学科卒業。専攻は経済学。現在、日本学士院会員、東京大学名誉教授。1997年文化勲章受章。2009年、地球環境問題の解決に向けて貢献した個人や団体に贈られる「ブループラネット賞」を受賞

内橋 克人
1932年、神戸市に生まれる。1957年神戸商科大学卒業。神戸新聞記者を経て、1967年から経済評論家。2006年宮沢賢治・イーハトーブ賞、2009年NHK放送文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 182ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2009/10/15)
  • ISBN-10: 4000244507
  • ISBN-13: 978-4000244503
  • 発売日: 2009/10/15
  • 商品の寸法: 18 x 12.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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44 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
推奨 2009/10/22
By zigeunerweisen VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
フリードマンを始めとするアメリカのいわゆる市場原理主義者、規制緩和を柱とする構造改革のシナリオ作りに参画した中谷巌、竹中平蔵、島田晴雄などの諸氏を徹底的に断罪している。これほどの痛烈な批判は、宇沢弘文氏ほどの大学者でなければできぬことである。宇沢先生は、かつてシカゴ大学の教授を務められたのだが、先生の下で博士論文を書き上げた学生をMITに推薦したところ、「シカゴでPh.D.をとった学生は採用しないことにしている」とP.サミュエルソンから電話があったことなど、興味深いエピソードも披露されている。言うまでもなく、当時のシカゴ大学はフリードマン一派が拠点とする大学であった。現代の経済学者については、「ジョーゼフ・スティグリッツが、人間の知性と良心を象徴する経済学者である」と評価している。新自由主義とそれを育んだアメリカに対する過剰なまでの手厳しさには、釈然としない点もないではないが、市場原理主義に対する大学者の警鐘の書として一読に値する。ただ、「新しい経済学は可能か」という副題を設定しながら、対談相手が内橋克人氏のみであることが気になる(農学者の梶井功氏を加えた鼎談もあるが、これは「補論」である)。『規制緩和という悪夢』などの著作で知られる内橋氏との対談ならば、本書を紐解く前に結論が見えてしまう。宇沢先生とは理論的にも対極の立場にある経済学者との対談がもうひとつ追加されれば、さらに読み応えのある一冊になったのではないか。もっとも宇沢先生と対峙する勇気のある経済学者が得られればということになるが。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぽるじはど トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 本書の主となる月1回、計4回の対談は、市場主義を信奉する経済学者たるシカゴ学派のリーダーとして、ノーベル賞受賞者を含め多くの経済学者を育てたフリードマンと、竹中など疑似フリードマン的な者についての類似性や解説、人間の知性と良心を象徴する宇沢経済への道筋について語られている。

 フリードマンは、あらゆる市場への規制は排除されるべきであり、米一極体制による平和(パックス=アメリカーナ)を守る為に、水爆を使うべきだと、狂信的に主張し続けた。
 そのような米の傘の下、植民地として、年次改革要望書を従順に遂行し、規制緩和や630兆もの経済生産性を高めない公共投資を、地方債を発行する事によって行い、地方を借金漬けにしてきた日本。
 そのようにこの国は奴隷頭たる国内の新自由主義者によって、21世紀を迎えてから、多国籍企業ありきの経済へと加速度的に邁進し、そのツケが、今まさに多くの地方にのしかかっている。

 補足としての農についての対談、環境・医療・教育・都市計画などについての短いコラムも併せて、今の社会で失ったもの、失いつつあるもの、かけがえのない大切さ、正しさを再認識し、人間らしい経済、オバマの言う「あるべき未来」へ向けての思索を深めてくれる良書である。
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
市場原理主義の経済学(実態)はすべては個人の責任で自由に活動できるものとし、結果はすべて個人へ帰することとなる。これは自己防衛(言い逃れとも言えるが)ができる、またはし易い環境にある人達にとっては非常に有利に働く。結果が良ければ自分の功績と言い、悪ければ自分以外の誰かに責任を押しつけさえすれば済むからだ。
これとは反対に、著者である二人が説く「新しい経済学」とはコモンズ(入会《いりあい》)の考え方だ。活動自体もコミュニティー内の最低限のコンセンサスが必要であり、もちろんその結果(利益)は共有となる。もちろん組織上の役割分担があろうはずだからそれに応じた分配、再分配が必要だ。
本書で批判されている人物はもちろん前者に属する。
一度壊してしまった社会での関係性というものは修復になかなか時間がかかるものだ。まして国全体の経済であれば時間のかかり方は途方もないものであることが容易に想像できるだろう。これらの想像力が及ばない人間は前者に近い自分の利益しか考えない下衆であると言わざるを得ない。小泉政権時にご活躍の御仁はもちろんそうであることに異論はないだろう。
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宇沢経済学の最良の入門書
... 続きを読む
投稿日: 24か月前 投稿者: 池上閑人
さまざまな課題が複合的に重なり合って先の見えない現代に一つの光を与えてくれる思想である。
 本書は社会派経済学者として知られる宇沢弘文教授と内橋克人氏の未曾有の経済危機を踏まえて新たな経済学の可能性を探った対談集である。... 続きを読む
投稿日: 2009/12/13 投稿者: 西山達弘
タイトルにつられたのですが、、、
新しい経済学は可能かというタイトルに引かれて読んだのですが、
ポリティクスの話に終始しているように感じました。
投稿日: 2009/12/8 投稿者: スカ、NEW ORLEANS ブルース
市場原理主義の虚妄
市場原理主義と微力ながら対峙してきたものにとっては、希望を与える書である。ささやかなブログでも、読者にお勧めしておいた。http://tokyonotes.coc... 続きを読む
投稿日: 2009/12/1 投稿者: 暁光
できるだけ多くの人に読んでもらいたい
 静かに二人の会話がすすむうちに、びっくりするやら驚くやら、
悲しくなったり、怒りがこみ上げてきたりして、... 続きを読む
投稿日: 2009/11/19 投稿者: ソリタリウス
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