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お町の心の機微が非常に上手に描き出されている。最後の手毬を拾う場面によって、お町の将来について色々想像を掻き立ててくれる。
「仇討心中」
ラストシーンは非常に壮絶で悲しい場面のはずなのに、そんなことを全く感じさせない筆での運びとなっている。読み終えると、ちょっぴり悲しく、でもなぜだか幸せな気持ちにさせてくれる。心中物なのにさわやかさを感じさせる作品になっている。
「商売大繁昌」
何と言っても、おこうのきっぷの!よさ。五兵衛を手玉に取り、江戸人情を爽快に感じさせてくれる作品。個人的には8作品中この作品が一番のお気に入り。
「道連れ」
おしんとおすえの係り。最後の描き方が思わせぶり。自分としては気に入っているが。こについては好みがわかれるかも。
「金魚」
最後の描き方が今一つだったような気がする。
「返討」
おひさ、おさと、阿弥六の人間模様。最後のところで、場面が切り替わっているが(時間を進めている)、ここに自分としてはもう少し何か欲しかった。チョットここの切り替えが物足りなかった。
「忍ぶ恋」
8作品中一番短い作品。これだけの短さの中におはまの心を描き出しておりさすがと思わせる。
「薄明り」
ラストがいかにも北原さんらしい展開!?
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