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妻恋坂 (文春文庫)
 
 

妻恋坂 (文春文庫) [文庫]

北原 亞以子
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

お町が番附売りの周二と出会ったのは霞ヶ関の坂道だった。男振りのいい周二から過去の話を打ち明けられたお町はいつしか恋心を抱いた。だが周二の話にはたった一つ、ついてはならない嘘があった―表題作のほか、江戸の喧騒の中を懸命に生きる七人の女たちの営みなどを艶やかな筆で描く著者会心の短編集。

内容(「MARC」データベースより)

薄明りの中あいつが帰ってゆく-。江戸の艶、女心の艶を細やかな筆致で描き出す作品集。表題作や「仇討心中」「商売大繁昌」「道連れ」「金魚」など8編を収録する。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 275ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/11)
  • ISBN-10: 4167576058
  • ISBN-13: 978-4167576059
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本はタイトルの「妻恋坂」を含む小作品8つで構成されている。全編とも北原さんの作風そのものがでている。ただ、個人的には物語性がどうなのかなという作品もあり、多少期待はずれのところがあった。以下、各作品の本当に簡単なコメント。
「妻恋坂」。

お町の心の機微が非常に上手に描き出されている。最後の手毬を拾う場面によって、お町の将来について色々想像を掻き立ててくれる。
「仇討心中」

ラストシーンは非常に壮絶で悲しい場面のはずなのに、そんなことを全く感じさせない筆での運びとなっている。読み終えると、ちょっぴり悲しく、でもなぜだか幸せな気持ちにさせてくれる。心中物なのにさわやかさを感じさせる作品になっている。
「商売大繁昌」

何と言っても、おこうのきっぷの!よさ。五兵衛を手玉に取り、江戸人情を爽快に感じさせてくれる作品。個人的には8作品中この作品が一番のお気に入り。
「道連れ」
おしんとおすえの係り。最後の描き方が思わせぶり。自分としては気に入っているが。こについては好みがわかれるかも。
「金魚」
最後の描き方が今一つだったような気がする。
「返討」

おひさ、おさと、阿弥六の人間模様。最後のところで、場面が切り替わっているが(時間を進めている)、ここに自分としてはもう少し何か欲しかった。チョットここの切り替えが物足りなかった。
「忍ぶ恋」
8作品中一番短い作品。これだけの短さの中におはまの心を描き出しておりさすがと思わせる。
「薄明り」
ラストがいかにも北原さんらしい展開!?

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By maysuke
形式:文庫
どれも器用に要領よく生きることの出来ない市井の人々のお話です。不器用ながらも元気で明るく前向きに生きる江戸っ子の姿ではなく、その反対に内向きに物事を考えがちな人々の姿が書かれており、現実にこういう人が傍にいたら、つい色々と意見・説教したくなるだろうな、と思うのですが、そういう人たちの気持ちの有り様を短編ながら丁寧に書いており、地味な作品ながらもどれも味わいがありました。なお文庫本の解説は江戸東京博物館館長の竹内誠氏が寄稿しており、さすが江戸に関して造詣が深く、解説には珍しく小説の理解を助ける内容になっています。
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