現役のカウンセリング医が書いているだけあって、夫婦が陥るよなと思い当たるパターンがいろいろ書いてあり、特に若い夫婦、カップルは困ったときに読んでみるといいのではないかと思う。性に関するトラブルがカウンセリングで多いからか、その辺の記述も充実している。
ただ、奥さんの夫への期待値が高い場合には、現実的な満足のいく解決策はないものだなぁというのが実感か。
あと、カウンセリングを受診するような夫婦はやや極端な例もあるように思う。普通の夫婦ではもう少しコミュニケーションが存在しているようには思う。
おもしろかった部分であるが、「下流社会第2章」(三浦展著。書評投稿済)のイメージともだぶるところであるが、
「家事においても仕事を行っていくような能力が必要であり、仕事がうまくいていない男性の場合には、家事にも手こずる事が多く、面倒くさいのでやりたくないというのが本音である。ところが、仕事ができて稼ぎのいい男の場合には、家事にも工夫をする。なるべく時間をかけず効率的にやるにはどうしたらよいか?などと仕事と同じゲーム感覚でやるから、意外と嫌いではない。そういう意味では家事くらいできなければ、仕事もできないといってよいかもしれない。」との記述がある。
実は夫婦も二極化していて、妻にも多くの稼ぎを求める代わりに無難に家事もこなす夫のいる夫婦と、妻に稼ぎは求めないが家事もしない夫を持つ夫婦に収斂しつつあるのだろうか?
あと、うまくいく夫婦のパターンとして二つあげられている。
一つは、外で会う機会を積極的に作っている夫婦
二つは、適度に距離を保って生活している夫婦
だそうです。17年のカウンセリングの結果見えたもののようなので、心すべき点だろう。