本書によると、ショウペンハウエルは「誰でも他人の悲しみに同情することはできる。しかし、他人の喜びを共に喜ぶのは、天使の特質である。」と述べているそうです。
本書は、人はなぜ、嫉妬するのか、という解説と、嫉妬する人の特徴の説明が、大部分を占めます。例のごとく、「では、どうしたら良いのか?」という具体的な方法については、あまり書かれていません。でも、「嫉妬などとは無縁な自己実現した人」の行動特徴が、ちらほら出てきます。解決策を知ろうと思えば、その自己実現している人の行動特徴の記述の部分を参考にすれば良いでしょう。
「嫉妬する人」の記述部分で、自分を振り返り反省しながら、「自己実現している人」の考え方、行動の仕方の記述部分で学んでいく、というのが、この本の使い方ではないでしょうか。
「ありのままの自分を好きになること」・・これが一番のポイントみたいです。
それにしても、「他人の喜びを共に喜ぶのは天使の特質」というのは、ホント、美しい表現ですね。自分がどんな恵まれない境遇に陥ったとしても、そこで他人の喜びを喜べるような人は、人生を本当の意味で成功している人といえるでしょう。いったい、こんな人は、例えば100人中、何人の割合で存在しているんでしょうね。
ああ、自分も、そうなりたい!