TRPGのガープス妖魔夜行シリーズがもう何年も動きがなくて、そろそろ文庫本を整理しようかと思った矢先、妖魔夜行の新シリーズが出るというので早速買って読んでみました。
人間の様々な想いから妖怪が生まれて、人間社会の中に潜んで生活しているというコンセプトは旧シリーズと変わりませんが、旧作とはほとんどパラレルワールドみたいな感じで(作中で明記してはいませんが)、設定は相当違います。
中でも最も大きな違いが、奇骸と呼ばれる妖怪の死骸が人間に憑依することで人間が妖怪になるというもので、こちらの小説もネタバレにならないよう詳細は控えますが、特別な才能や血筋を持たない、どこにでもいそうな少女が妖怪の世界に足を踏み入れるという筋書きになっています。
それにしても、漫画やアニメ、ライトノベル好きの高校生が『どこにでもいそう』として扱われるとは、妖魔夜行の最初の小説と比べて時代の流れを感じますね、本当。
ただ不満を言えば、イラストは表紙だけで、章ごとの表紙はその流用。あと従来の妖魔夜行の小説では巻末に掲載されていた、登場した妖怪のデータ紹介がなかったので、その辺を勘案して星4つとします。