妖精とは何か、という人と妖精の歴史から始まり
妖精の棲む世界や妖精の暮らしに関係するアイテム(衣服や食事など)のこと、
日常生活での妖精の感じ方、悪い妖精からの身の守り方など、
妖精全体に関することが約100ページに渡って項目ごとに書かれています。
残りの4分の3(約300ページ)は
妖精が属する4大元素や花の妖精、家事の妖精などに分けられて
人魚やピクシーなど個別の妖精の説明が一種類ごとに約1ページできれいにまとめられています。
妖精の個別の特徴に加えて
その妖精の歴史や言い伝えも簡単にまとめられており非常に親切です。
資料というよりは伝記として読むこともでき、まさにバイブルといった感じです。
1ページに必ずと言っていいほどイラストが載っておりどれもとても美しいです。
画風のほとんどは表紙と同じような、いかにも(?)外国イメージでリアルタッチなものです。
特に種類別のページでは、載っている文章とイラストの再現度が高く完成度が高いなと感じました。
最近流行りの萌えイラスト妖精辞典では、可愛さ重視で本来の特徴無視したイラストを見ることがあるので
こういう画風もありかなと思います。私はこの厚塗りな感じも気に入って購入しました。
サイズは小さめの図鑑といったかんじでコンパクトなので片手でも扱いやすいです。
イラストも豊富ですし 項目あたりの文章が短くまとめられているので子供の読み物にもいいと思います。
ただ漢字に読み仮名が振ってないので幼すぎると読み聞かせになるかも。専門用語はありません。
個人的におおっと思ったのは、外国著書なのに浦島太郎の逸話が載っていたこと。(乙姫が水の妖精に分類されていました)
ただし内容は現代の絵本にも載っているような改変されたほう。
浦島太郎の元となった物語ではカメは虐められていなかったり
玉手箱を開けたらお爺さんではなく鶴になってしまったりするのですが
この妖精バイブルに載っていたのはもっとも近代で広まっているほうの話が載っていたので、
他の妖精の言い伝えも原作とは離れた逸話が載っている可能性があるのでー1とし☆4つとしました。
内容は資料としても読み物としても画集としてもボリュームたっぷりで、気に入っています。