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25 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本特撮映画の全盛期を垣間見る,
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レビュー対象商品: 妖星ゴラス [DVD] (DVD)
巨大隕石の接近を地球の軌道を変えて避けるという発想。超カコイイ。もう最初から最後まで脳汁出まくり。まさにセンスオブワンダー。 偉大なる不可抗力に栄光あれ。まさに妖星。 アメリカ映画(ディープインパクトとかアルマゲドンとか)だと隕石をいかに アメリカ製超強力兵器で殲滅するかという展開になってしまいがちで実際 そのとおりになっていたのがこの映画の場合は大同団結で地球が避けると いう超展開。国民性が出るのか、異形の巨大なるものへの畏怖がこういう 脚本を書かせるのかもしれない。にしてもすごいよ木村武脚本。 世界団結して科学の粋を南極に集め巨大ジェット噴射機を建設するパワー。 高度成長期の熱気を画面から感じさせる。円谷パートのミニチュアアートと 実写パートの見事な融合。CGなくてもこれだけ完成度高く見ごたえのある 画面作りにできたのは製作当時の潤沢な予算があってこその成果では あったらしいが、それでも現代での観賞に耐えるのはすばらしい。 池部良や上原謙、平田昭彦など豪華東宝俳優陣、白川由美や水野久美の たおやかな日本語、滑舌のよいセリフ回し(最近の日本映画が見るに 耐えないのはこれが原因のひとつだろう)や気の利いた脚本、 唐突な挿入歌「おいら宇宙のパイロット」、さらに唐突な怪獣マグマ (お子様サービスでむりやり出したらしい)、後のウルトラマンや ウルトラQに再利用される特撮アイテムの数々はファン垂涎の映像。 ラストの能天気ぶりも当時の世相を反映してか妙に小気味よい。 こういう日本映画はもう作れないのだろうな。
40 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
本多監督の自信作,
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レビュー対象商品: 妖星ゴラス [DVD] (DVD)
妖星ゴラスの作品としての素晴らしさは、御承知の方も多いと思いますが、ここでは、当時の製作スタッフのエピソードを御披露します。私は、この作品の本編の監督である本多猪四郎氏にファンレターを送ったことがあります。その手紙の中で、本多監督への質問として、御自身のお気に入りの作品ベスト3を挙げてくださいとたずねました。本多監督は、たいへんお優しい方でしたので、こんな質問にも丁寧に答えていただき、1位が「ゴジラ(昭和29年作)」、2位が、この「妖星ゴラス」でした。意外に思う方もいらっしゃるかもしませんが、本多監督の自信作だったんですね。ちなみに3位は、「空の大怪獣ラドン」でした。
29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
隠れた傑作、ゴラス,
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レビュー対象商品: 妖星ゴラス [DVD] (DVD)
一見、特撮映画の傍系のように思われがちだが、ある「精神」の脈々と息づいた本流の大作。宇宙の描写は、絵としては暗く冷たく、人間の存在を拒絶しているかのようだ。美的満足度は高い。 冒頭、ゴラスの引力圏に引きずり込まれた日本船隼号は、最後の時までゴラスのデータを 予想外のアクシデントにうろたえる乗員に、「ドンチャン騒ぎでもして、死にたいか!」の 大自然、大宇宙を前にしての、人間の小ささと偉大さ。それが、単なるヒロイズムや個人讃仰 ではなく、集団劇として描写されているのが特徴的だと思う。「人類のドラマ」であり、また この緊張感は最後まで持続する。全体に美術に優れた作品で、世界観としては(デザイン的にも) アニメ「トップをねらえ」冒頭につながるのかも知れない。 国際管理下の南極基地に現れる巨大爬虫類を駆逐するのは、日本の『科学特捜隊』のヴィートル号・・・にそっくりだが、ギミックは遙かに高度な戦闘連絡艇です。もちろんTV特撮的なチープさ 全体に、スペクタクルと言うよりも、精神的な姿勢が印象的な、隠れた傑作だと思います。
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