いわゆる妖怪絵巻物のガイドブックのような作りの本。最近、美術展や歴史館での催しでも展示される事が多くなって来ており、旬なのかもしれません。
ここでは最もメジャーな「真珠庵本」を筆頭に、石燕版「百鬼夜行絵巻」、「百鬼ノ図」「百器夜行絵巻」「化物づくし」「酒呑童子絵巻、土蜘蛛草子絵巻 (源頼光の討伐)」「稲亭物怪録」(稲生物怪録とは別物らしい)などなど、
下巻では、月岡芳年、葛飾北斎、歌川国芳、河鍋暁斎の妖怪画が描かれる予定の模様。
中国との比較では、「山海経」「五百羅漢」「三官図」「鍾馗嫁妹」「太平広記」「鬼趣図巻」など、様々な資料が紹介されています (といっても、ちょっとずつですが…)。
中国との考え方の共通点、架空のモチーフへの距離感の違い、どこまでが中国由来のものなのか、などなど面白いです。
こういった本が、ほぼオールカラー、ポケットサイズで読めると言うのは、良い時代になったもんだな〜と思います。