京極夏彦の世界をトリビュートする、というふれこみの本です。
執筆陣も「バッテリー」で有名なあさのあつこさん、「クビキリサイクル」シリーズで有名な(といっても自分は西尾維新さんは未読です。誰か強烈なお勧めがないと踏み込む気がなかなかおきなくて)西尾維新さん、ホラーものの作品も多い牧野修さん、そして「デスノート」の小畑健、「妖怪ハンター」の諸星大二郎、「魍魎の匣」の映画監督の原田眞人などが京極堂シリーズにからめたパロディ、イラスト、マンガ等を書いています。
普通に考えれば、京極夏彦さんの京極堂シリーズを題材にこれだけ豪華メンバーを集めれば非常に面白く興味がもてるものになるかと思うのですが、、、、、ごめんなさい。全然ダメでした。「姑獲鳥の夏」や「鉄鼠の檻」などを未読の人がこれを沙紀に読んでしまうと、京極シリーズを読みたいという意欲は逆に減ってしまうのではないかなぁという危惧さえ覚えます。まぁあくまで個人的な感想なので、「いやいや全然よかったよ」という人もいるかも知れません。が、個人的な感想でいうなら、もうちょっとどうにかならなかったのか。というレベルです。
作品それぞれは、それなりにまとまっているのでしょうけれど、思いっきりが足りないというか、もっと踏み込んでやればいいのにという作品が多数見られました。たぶん原作者に遠慮というか作品の雰囲気を壊さないように気をつかいすぎちゃったのかなぁと思いました。
ネタバレがまずいので書けませんが、病院での話は意外性あって良かったです。