もういい年をした大人ですけれども、このお話は上から目線でなく人としてのあり方を諭してもらえるところが、大好きです。
ただ、完結編で、長谷くんのお爺さんをこういう出し方にするとは思わなかったなというのが正直あります。
夕士くんと長谷くんとの友情の篤さは好ポイントなのですが、ある意味妖怪退治に力点がとられて、妖怪アパートから焦点がずれてしまったのも淋しい。
クリの成仏があんなにあっさりしたものになってしまったのは、意外でした。
その後の夕士くんの行く末に関しても、「トンネルを抜けたらそこは新世界だった」的に、なんだか大事なところでドラマの録画を撮り損ねてしまった感がありました。
いいお話だからこそ、10話で終わらせず、もっと巻数を増やして内容を充実させても
よかったんじゃないかと、一ファンとして思います。
結末の付け方には個人の好みが色濃く出るもので、私の場合ちょっぴり不満は残りますが、
人として大事なものを提示しようとした作者の気持ちは、ちゃんと流れてきました。
未来を担う若者に読んで欲しい本です。
最後に、かっこいい大人である千晶先生と妖怪アパートの住人の交流を期待していたので、
番外編を作られる時には、是非読みたいです♪