大人向けの本と子供向けの本で顕著な違いは、教訓めいた部分が透けて見えてしまうところだろうか。
そう感じてしまうことが大人になったということなら、ツマラナイことだ。
この本を、もし子供の頃に読んでいたらどう感じただろうかと、あの頃の自分を振り返り・振り返りしながら、このシリーズを読んでいる。
心をクリアーにして、物語の子供たちに気持ちを沿わせ一緒に考え、妖怪の存在を身近に(自分の後ろや暗がりに?)感じたような気持ちになり
物語の大人たちの言葉に耳を傾けると、忘れてしまいそうになっている大事なものの尻尾を掴めそうな気になってくる。
現実には起こり得ない話しだけれど、登場人物がみんなでご飯を食べ笑い悩み、喜び話し泣きお風呂に入るという
実に日常的で等身大なだけに、自分の身近にも起こり得るんじゃ… 気が付かないだけで隣りでは起きてるのかも…と思わせられる。
忙しすぎる現代、ただただ物語の世界に遊ぶノンビリした時間を持ってみるにはいい本なのではないかと思う。
星の数は、1巻〜4巻まで通しての数です。