この本はタイトルにガイドラインとありますが、内容は単なるガイドラインではありません。妊娠高血圧症候群についての専門書と思ってもよいでしょう。定義や診断など基礎的なところから、病態についての専門的な内容、現時点での研究の成果などまで盛り込まれています。
若手産婦人科医師や助産師が読むには、かなり突っ込んだ内容もあり通読は容易ではありません。それに、若手産婦人科医師が勉強すべき疾患は妊娠高血圧症候群だけではないはずです。妊娠高血圧症候群だけで200ページ以上ある本を読みこなす、時間と熱意があるならもっと広範囲の勉強をした方が若手のうちは将来の糧になるでしょう。
一方、周産期の専門家が読むには内容がありきたりで、なにもこの本で勉強しなくてもよいのではないかと思ってしまいます。