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妃は船を沈める
 
 

妃は船を沈める [単行本]

有栖川 有栖
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

臨床犯罪学者・火村英生、かつてない強敵と対峙す! 三松妃沙子。「妃」と綽名される彼女の周りには、いつも若い男たちが集まっていた。自由で貧しくて、少し不幸な彼らとの時間に彼女は、何を求めていたのだろう。願い事を三つだけかなえてくれる猿の手に、あるいは不穏に震える揺り籠の中で、何を祈ったのだろう。倫理と論理が奇妙にねじれたような、不可解な二つの事件の背後には、濃くゆらめく彼女の気配があった。臨床犯罪学者・火村英生、罪深くも誇り高い難敵に挑む! 美しく、魅力的な女の、大きすぎる口。多くの秘密を飲み込んで、笑っているように見えた──。 --このテキストは、 新書 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

所有者の願い事を3つだけ、かなえてくれる「猿の手」。“妃”と綽名される女と、彼女のまわりに集う男たち。危うく震える不穏な揺り篭に抱かれて、彼らの船はどこへ向かうのだろう。―何を願って眠るのだろう。臨床犯罪学者・火村英生が挑む、倫理と論理が奇妙にねじれた難事件。

登録情報

  • 単行本: 256ページ
  • 出版社: 光文社 (2008/7/18)
  • ISBN-10: 4334926185
  • ISBN-13: 978-4334926182
  • 発売日: 2008/7/18
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 215,157位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 斜に構えず、が肝心, 2008/9/29
レビュー対象商品: 妃は船を沈める (単行本)
敢えて難から言えば、犯行の動機に若干ひっかかる点があるほか、冒頭の「はしがき」で筆者自身が言及しているとおり、2部構成にして中編2つを繋げる必要があったのか?という疑問が読後に湧いた。

とはいえ、どこか正体が掴めない火村准教授(主人公)と、それにつきあう有栖先生(助手兼語り手)のコンビという、ドイル的なキャラクター設定が個人的に好きなので許せたし、小難しいことを考えず、素直に活字を追えば十分に楽しめるミステリである。
幸いにしてW.W.ジェイコブスの「猿の手」を既読だったので、主人公二人が意見をたたかわせる場面は特に感情移入して読めた。これから本書を手に取る方には、事前の一読をお勧めしたい。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 有栖川ファンであれば買うでしょう, 2008/10/5
レビュー対象商品: 妃は船を沈める (単行本)
結論から言うと有栖川有栖のファンであれば、買っても後悔はしないと思います。
火村准教授とアリスが出てくるシリーズで、内容も読みやすいですし、トリックそれなりにアッと思わせます。
猿の手の話も十分怖さを醸し出していて(僕が原作の「猿の手」を読んでないのが残念でしたが)、有栖川作品のお約
束シリーズとして安心して一気に読み進める事ができました。
ただ、過去の長編のような純粋なトリックや動機付けに対する奥深さがイマイチ感じられない点が少々残念であり、
この作品を有栖川作品の最初に読もうと思ってる方には薦められません。過去の有栖川作品を読んでからどうぞ。
という事で星3つとさせていただきました。
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19 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 物悲しい空気, 2008/7/21
レビュー対象商品: 妃は船を沈める (単行本)
三つだけ願いを叶えてくれるかわりに、その代償も取られるという「猿の手」。
今回はその「猿の手」をめぐる中編2作と、それらをつなぐ「幕間」で構成されていました。

全編にアンニュイな雰囲気が漂っていて、物悲しい気分になりました。
事件自体は派手ではないし、トリックも「おーっ!」と驚くものではないし、動機にいたってはかなり納得しづらかったんですが…それでも、好きでした。
「残酷な揺り籠」での妃との相対は、火村が勝つとわかっていてもどきどきしました。

あと、火村の昔をほのめかす表現がちらっと出たのもうれしかった。
いつか彼の過去が描かれる日は来るんでしょうか…読みたいような気もしますが、でもそうなったら火村シリーズが終わっちゃいそうなので、ずっと謎のままでいてほしいです。

火村、アリス、小夜子さんが話す『猿の手』の解釈が、本編の中で一番怖かったです。
背中がぞくぞくしました。
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