読んでも読んでも表題作が出てこない。
やっときたと思ったら、ずいぶん短い。
1回目さらっと読み終わった時、なんでこれが表題作なんだろうと思いました。
短い。。
細かい心理描写とか、続きとか読みたい。
でも
2回目3回目4回目と読むうちに、この小品の重さや暗さに気付いていくという。
若者の底の浅い悪意と、受けて立つ破滅をいとわない30代
悪意vs破滅って、この短さで。そして救いまで。すごい。
初めの能天気なギャグっぽさから、暗い、哀しくて淫らな中盤へ、ゴロリっ!!と
話を転がす課長のセリフの辛辣さ、その鮮やかさよ。くーー
倍の長さになったとしたら、ここまでの切れ味はなくなってしまうのかもしれません。
この鮮やかさこそ表題作にふさわしいのですね。
なるほど、にくいです。やりますね麗人。
しかし
浜村淳の映画紹介を超えたあらすじの記述。。
内容をすべて網羅どころか、読者が感じとるべきところまで書いてますよ。
やってくれましたね麗人。。