基本的にきちんと研究者が調査したものではないので、情報が正しいかは不明な部分がある。また、情報が全体に古め。ただ、なかなかわかりにくい庶民の生活のいろいろな面がみえて面白い。チャン(ネパールの酒)作り、陶芸、宗教画、IT企業、かつてあったネパール唯一のファーストフード店、占星術師など、援助と宗教ばかりでなかなかスポットが当たりにくい庶民生活の部分も書いていて、ネパールのことをある程度知っている人でも新たな発見があるのでは。動物園でネパール人が動物に優しく接しないとか、カセットを修理に出したら直って戻ってきたとか、日本人にはびっくりなことも書いている。それなりに調べて書いているので単なる「アジアの不思議な国」の印象を書いた本とも違い、具体的でおもしろい。