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好きなことだけやればいい
 
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好きなことだけやればいい [単行本]

中村 修二
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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好きなことだけやればいい + 怒りのブレイクスルー 「青色発光ダイオード」を開発して見えてきたこと (集英社文庫)
合計価格: ¥ 2,135

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商品の説明

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   世界で初めて高輝度青色発光ダイオード(青色LED)の製品化に成功した中村修二の名は、約20年在籍していた日亜化学を退職後に大学教授として渡米したことや、特許の帰属を巡って起こした訴訟により、一般に知られることとなった。同時に、会社員の生き方を問い直す格好のケーススタディーとして報道される機会も多くなっている。

   その中村自身が、自らの考えや主張を明らかにしているのが本書である。日亜化学時代の研究生活を中心に、学生時代のエピソードも交えながら、自身の主張である「好きなことだけをやればいい」という持論を展開している。

   中村の半生を俯瞰するうえで重要なのが、常に「怒り」が行動の原点になっていたというポイントである。会社の生き残りをかけ、寝ずの研究開発を行っていた中村だが、しだいにサラリーマン研究者の立場の弱さに怒りを覚える。さらに追い打ちをかけたのが、日本の学会の現実だ。アメリカ留学においてプライドを引き裂かれた中村は、日本人の研究者として、あえてアメリカの学術誌ではなく、日本の学術誌に論文を投稿する。しかし、ある権威的存在の論文を引用していないという理由だけで、日の目を見ることはなかった。一部の権威に牛耳られている学会の現実を知り、中村は、またもや怒りを覚える。

   中村の行動に、日本からの頭脳流出を懸念し、会社を裏切ったと非難する声も聞かれるが、本書を読むと、日本の大学教育や学会、ひいては企業体質のゆがみに気づく。実は誰もが感じているものの、見ないふりをして封じてきた矛盾に、あらためて向き合わせるような力を持った本であるといえよう。

   強いて言えば、同じ内容が何度も繰り返されている点がくどい印象を与えるが、それも、プロが無難にまとめた半生記ではなく、本人の主張が込められた読み物ならではの力強さと捉えることもできる。今の自分に疑問を持っている会社員はもちろんだが、高校生や大学生に、ぜひ読んでもらいたい1冊である。(朝倉真弓)

日経BP企画

好きなことだけやればいい
中村修二氏は、青色発光ダイオード(LED)の発明によって「ノーベル賞に最も近い日本人」の1人と言われている。現在は米国の大学に招聘され教鞭を執るが、かつて勤務した徳島県の日亜化学工業を相手取り、発明特許権の返還を求める裁判を起こしたことでも知られている。逆に同社からは秘密保持義務違反で訴えられている注目の人物だ。

そんな中村氏が、会社に不満を抱えるサラリーマンに「今すぐ辞めてやりたいことをやれ」と檄を飛ばす。嫌いなことを克服する人間も稀にはいるが、エネルギーのムダだと言い切る。特に理系の研究者は「ロボット並みの冷遇」に耐える必要なしと言う。世界的発明に会社から示された対価が2万円という経験から、「イチローが2万円でプレーするか」と吠え、勝負を賭けるなら米国の大学を目指せと言う。米国の学生は富を得るために研究に没頭し、成果を高く売ろうとする。そして優秀な研究者ほど、フリーランス的な生き方をし、組織に縛られない。

一方、日本の学生にありがちな専門性のないフリーランス思考を「子供並み」と切り捨てる。単なる自慢話に聞こえてこないのは、日本社会の中でもがき、遠回りをした体験談が率直に語られているからであろう。


(日経ビジネス2002/4/22Copyright©2001日経BP企画..Allrightsreserved.)


登録情報

  • 単行本: 213ページ
  • 出版社: バジリコ (2002/04)
  • ISBN-10: 4901784005
  • ISBN-13: 978-4901784009
  • 発売日: 2002/04
  • 商品の寸法: 19 x 12.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 338,124位 (本のベストセラーを見る)
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44 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
形式:単行本
率直で、明快で、厳しいが、大変示唆に富んだ本である。衰退期に向かっている日本にとって重要な問題を提起している。著者の主張に賛同しない人にも読まれるべき本だろう。「好きなことだけやればいい」はパワフルな真実を含んでいる。確かに、現在の教育は、たとえば職人さんになれば天才的な能力を開花させる人まで、一律に受験型教育に巻きこんで、芽を摘んでいる。逆に、リーダーとしては適性・能力の不足している人が、受験型教育によって「リーダー」になりやすくなっているようなところもある。
ただし、中村氏のように、四国の素晴らしい自然の中で、遊びまわることで、自然から最高の教育を受けた人は、心の中に自然の摂理が写しとられているので、欲するところに従って存分にやればやるほど良い結果を生む。そうでなくて、受験型教育とTVゲームとCDとビデオというような育ち方をした人の場合は、まず、自分の育て直しから取りかかった方が良いように思う。
類書以上に、この本では、青色LED開発の経緯と心情を吐露している。「問題解決のためには、必死になってとことん考えることが大切だ」のフレーズが輝いて見える。その根性が、負けてばかりのバレーボールチームで培われたとしたら、著者がいうように、努力する限りムダということはない。救われる気がする。クサンチッペのおかげで、ソクラテスたり得た。日亜化学のおかげで、中村修二たり得た。そういう逆説もありうるので、中村氏には、肩の力を少し抜いて欲しい気もする。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By きたきつね トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
サラリーマンとして会社のために働く。それは普通の日本のサラリーマンの姿だと思う。しかし、本当にそれでいいのか考えさせられた一冊。
著者も最初は滅私奉公的に働いていたようだが、ある時から「好きなことだけやる」事を実践し、そこで青色ダイオードという製品化に成功している。
やはり、好きなことをやる事は、たしかにわがままなのかも知れないか、そういった要素も企業には必要だと思う。
また、こういったことを認めた経営者(会長)が居た事も、ビックビジネスを成功させる秘訣なのかも知れない。
また、研究者として、日本の研究体制、序列の問題などにも意見を述べている。やはり日本は古い習慣が抜けきらないのだろう。アメリカに行ったのはそのせいかも知れない。
また、著者は、出身の日亜科学工業と特許をめぐり裁判中であり、喧嘩別れしたような印象を持っていたが、本書を見ると、ずっと会社の利益を考えてきたようであり、研究を続けたい思いでの転職だったように思えた。

サラリーマンなら会社との付き合い方、学生なら今後の自分の進路を考える上で参考になる本だと思う

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14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By data2
形式:単行本
やりたくもない書類作り、管理業務などに追われ、「会社のために何ができるか?」と問われ続け、「自分のやりたいことはこんな事じゃないんだ!」ともがいていた私にとって、中村氏の言葉はどれも的を射ているものばかりであった。光が見えてきたような気がする。

サラリーマンの日々の生活に疑問を抱いている方には福音の書ではないだろうか。

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