このレビューを書く上で、まず僕は男です。
それを知った上でレビューを読んでもらえたらと思います。
(少し長いです)
まず買ったきっかけが、12巻の表紙「爽歌」が目に付いたということです。
この表紙の爽歌、瀬尾公治先生の短編集「ラブレター」に出てくる「伊藤梓颯(あずさ)」という
キャラにそっくりでビックリしました。
瀬尾公治先生の作品が好きなので気になって、鈴木くんを読んだところ面白かった!
が、レビューを拝見したところ結構酷評が多く、少女漫画、純愛なのに
やたらパンツ見えたり、裸になったり、描写が生々しい、空港で親がいる中「えっちもします」と言ったり…
というのが主な理由だそうです。(あと、オタク、絵が下手など)
個人的な考えですが、現実に当てはめようすると、そういう酷評になるのではないでしょうか?
(少女マンガなので、当てはめてキュンキュンしたいという意味です)
それはよくわかりますが男の目から見ると、非常にコミカルで読みやすかったです。
先に述べた瀬尾公治先生のリズムにも似ていたので、とても読みやすかった。
(風が吹いてやたらパンツが見えたり、アクシデントで谷間が見えたりなど)
1巻で、池山田剛先生は「男性にも女性にも幅広く受け入れてもらえたら嬉しいです」と述べているので、
ある程度は意識してやっているのではないかなあ、とは思います。
そしてそれが受け入れられているから、累計で300万部も鈴木くんが売れるわけですし。。
確かに…確かにワンパターンなんですけどね。
池山田剛先生の作品は、誰かが亡くなった、大怪我した…という展開が多い。。
(結ばれたのに事故でご破算、親の自殺で性格が変わって影が…など)
漫画なので、どうしたってドラマチックな演出が必要になるのは分かるのですが…
そこをどうするかがこれからの課題…なのでしょうか。
絵に関しても、
右手と左手で握手していて、
次のコマでは右手と右手の握手に切り替わり、
そのあとは左手と左手の握手に切り替わり、
そしてまた右手と左手に
という…仮に何度か握手する手を変えたという設定でも、
握手する手が、右手と左手になることはどこの世界でも無いため
これは作者のご都合主義としか評価はできません。(9巻、山中涼二とサヤカの握手シーン)
また、主人公の輝(ひかる)に「左手にはめとけよ」と言われた婚約指輪、
12巻のサヤカの回想シーンではちゃんと左手にはめているのに
少コミにおける65話の巻頭カラー(かな?)では右手にはめてるし。。
(作者の公式ブログをご覧ください)
国や宗教によっては右手にはめる場合もあるみたいですが、日本で婚約指輪はおそらく左手の薬指が一般的でしょう。
そもそも左手にはめていたのを右手に変えるというのは不自然ですし、
これも構図のために仕方なく描いた作者のご都合主義と捉えられます。
とまあ、ここまで酷評をしたように感じるかもしれませんが、
そこまで気付くくらい面白くて読みこんでしまった、と捉えてもらえたら嬉しいです。
全体としては、もうベタ展開です。
ベッタベタです。メインキャラ4人が伊豆でたまたま一堂に会すとか、
惑星直列くらいあり得ないだろ、というようなベタな展開が。
でもそれをコミカルに描いていってくれるので、とても読みやすいんです。
少年漫画と少女漫画の懸け橋になってもらいたいなあという思いも込めて、星5つにさせてもらいます!
長文失礼しました。