かがみふみを「好いとっと!?」2巻。
この作者の連載作品は基本的に一対一の関係性を基本としてきたと思うんですが
そしてそれがこの作者の個性になってたと思うんですが、この作品では結構に普通のラブコメっぽく
他のヒロインの存在だったり恋心を匂わせるような展開になっていて
それが新鮮で面白かったのと
この2巻で終わりなんですが、はっきりとした決着のシーンも一切描かずに誰にも恋に敗れさせてない部分もまた
いかにもこの作者らしい結末だなあ、と思いつつ愉快な田舎模様中心に楽しませてもらいました。
言語に関しても構成に関しても、結末に関しても今までの作品とは毛色が違うし
これがかがみふみをのベストって感じではなかったんですけど
一つの変化球として新鮮な作品だったと同時に、そんな彼らの今後を想像するのも楽しみな作りになってるんじゃないか、と。
純朴で爽やかで、でも時折大胆な恋愛模様を十二分に味わえた印象で今作もまた記憶に残る作品だったと思いました。
この漫画で最も強く感じたのは、人の繋がりの濃さである。都会とは違って人も少ない
同級生も下級生も少ない誰も居ないような状態の中で
確かに絆を育み、全員が家族や友達のように仲良く接してる姿は微笑ましいし、確かに都会では得られない温かさで
羨ましいと思うには十分のコミュニケーション描写が秀逸だったのと
案外何も無くても楽しい
物が多くあるだけが幸せではないんだな、って事を示唆してくれるようなみんなの日常の賑やかさ
先生の気さくなキャラ造詣も好きだったし、主人公の友人のキャラも愛嬌があっていつも素敵で楽しかった。
言うなれば元々の恋愛要素ですらそんな「繋がり」の表現に於ける要素の一つだったのかと
そんな風にも思えるくらい、漫画の中で楽しい日々を過ごせたなあ、と。
そう考えると、これはかがみふみを流のシチュエーション・コメディだったのかもしれません。何にせよ、好きな作品だったのは確実。
正直もっと読んでいたかった気持ちも強いです。が、そう思わせる位には魅力的なキャラ達だったのは言うまでもなく。
割と変化球的な作品だったので次はまたこの作者のストレートも読みたいですね。