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奴隷になったイギリス人の物語
 
 

奴隷になったイギリス人の物語 [単行本]

ジャイルズ・ミルトン , 仙名 紀
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

一七~一八世紀のイスラム世界には、一○○万人のヨーロッパ人奴隷がいたことをご存知だろうか? 海賊に拉致され、イスラムの奴隷となった英国人トマス・ペローの貴重な日記をもとに、英国版「おろしゃ国酔夢譚」ともいうべき、波瀾万丈の人生ドラマを描きだし、イスラムと西欧の隠された歴史の真実に迫る、驚愕のノンフィクション!

内容(「MARC」データベースより)

イスラムの奴隷となり、23年に及ぶ苦難を越え、故国イギリスにたどり着いたトマス・ペローの貴重な日記をもとに、多くのヨーロッパ人がイスラムの奴隷だった時代を描き出し、知られざるイスラムと西欧の歴史に迫る。

登録情報

  • 単行本: 406ページ
  • 出版社: アスペクト (2005/12/22)
  • ISBN-10: 4757212119
  • ISBN-13: 978-4757212114
  • 発売日: 2005/12/22
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 479,389位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By masa_yeah VINE™ メンバー
形式:単行本
この本を読むまで、ヨーロッパ人が北アフリカで奴隷として働かされていたとは知らなかった。

訳者があとがきで書いているように本書でのテーマは歴史の教科書で一切触れられていないし、奴隷というとせいぜいアメリカでの黒人奴隷の話しか知らないのがほとんどの人に当てはまるのではないだろうか。

だから、この本のタイトルを見たときには衝撃を受けたし、本の中身を読み進めていくことでさらに多くの衝撃を受けた。

残虐なスルタンの気持ち一つで生死の境を潜り抜ける総勢100万人にも及ぶ白人奴隷。

黒人をヨーロッパで奴隷として使用しているヨーロッパ人がモロッコでは黒人に見張られるという皮肉を、彼らは劣悪な環境の中で何を思ったのか。
もちろん、捕らえられたモロッコで北米人は何を思ったのか。

記録に残された部分に基づいた構成なため上記のようなギモンが本書を読んで明かされることはなかった。
けれども、現代のキリスト教vsイスラム教という「宗教」という対立軸を挟んだ支配の構図が現代まで続いているというのは見逃せないポイントであり、この対立軸はこれからも消えることなく我々の社会を脅かすだろうという意識が改めて湧いてきた。

「面白い」という表現は語弊があるが、読み物としては大変価値のある作品で、北朝鮮による拉致問題が一向に解決しない日本ではもっと注目されてしかるべき作品だと思う。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
奴隷というと、古代をのぞけば、アフリカからアメリカに送られた人々しか思い浮かばなかったが、近世にもなって、英国やヨーロッパ内から海賊によってさらわれ、奴隷にされた人がこんなに多数居た、というのは本当に驚きだった。

これは、手記や記録を元に構築されたものであるが、読み物としても、脱出の行程などスリルに富んでおり、面白くて一気に読破してしまう。

モーツァルトの歌劇「後宮からの逃走」やバレエの「海賊」は、ずいぶん荒唐無稽な話だ、と思っていたが、こうした史実が元になって作られていたのだ、と改めて認識。
この人々が東西文化交流の礎にもなったのだな、と脱出できずに異国で骨をうずめた人々にも思いをはせた。

これを読んで、この史実におおいに興味をそそられ、実際に先祖がさらわれて奴隷になった人の書いたフィクションなど、関連の小説や読み物を読みまくり、かなりはまった。
一読されることをお勧めしたい。
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