アンソロにしては珍しく、極端なハズレが無い作品。
ちゃんと「男の娘」としての魅力を引き出した話展開になっており、惰性や流行などではなく、本当に男の娘が好きで描いてるのだと感じた。
シリアスなどの重い展開は無く、ギャグのような軽いノリの作品がほとんどでサクサク読める。それ故、思わず読み直してしまう。単純に面白い。
正直、男の娘系は好きであると同時に抵抗もあり、この本は購入するかどうかさんざ迷っていたのだが、ある意味買わない方が良かったのかもしれない。
男の娘に完全にハマってしまい、他のシリーズも集めようとする始末。手遅れである。
恐らく、女性への失望から男の娘へ走ったのではないだろうか。よもや二次元の女性にさえも失望するとは。
今求められてるのは、流行りの「我侭で気の強いヒロイン」ではなく、こういう「気が弱くて流されやすい癒し系のヒロイン」なのではないだろうか。
何も二次元まで現実寄りにしなくてもいいと思う。そう現代の主流のヒロインについて考えさせられる作品でもあった。
もっとも、このようなジャンルを覗いてる時点で既にマイノリティな人間なのだが。