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女装する女 (新潮新書)
 
 

女装する女 (新潮新書) [新書]

湯山 玲子
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「今日はバリバリ女装していくよ」男勝りな仕事着を脱ぎ捨て、女らしさ満開のドレスで“女”を装う―アタマもカラダも、女たちはすでに男がイメージする“女”ではない。エコに身を捧げる、勝負服は着物で決め打ち、目標はホノルルマラソン完走、ブログはスターダムへの近道、財布と情報をバーターする親孝行…現代女性を消費の面から10のキーワードで痛快に読み解く。リアルな女の実態を知るための必読の書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

湯山 玲子
1960(昭和35)年生まれ。出版・広告ディレクター。(有)ホウ71代表取締役、日本大学藝術学部文藝学科非常勤講師。編集を軸としたプロデュースを行うほか、自らが寿司を握るユニット「美人寿司」を主宰し、世界を周る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 223ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/12)
  • ISBN-10: 4106102919
  • ISBN-13: 978-4106102912
  • 発売日: 2008/12
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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36 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 読み物としては面白い。, 2009/1/27
レビュー対象商品: 女装する女 (新潮新書) (新書)
今まで造り上げられてきた「女らしさ」のイメージとは違う、
女性達の生々しい生態を描き出そうという意欲作。
鋭い観点や毒舌な表現が、読み物としては非常に楽しめた。

しかし若干引っかかる点もある。
この本に例として登場する女性の多くは
バブル世代特有の強い上昇指向の持ち主であるため、
ポストバブル世代の私にとっては共感できないことも多かった。
例えばエビちゃん云々のくだりでは、
ポストバブル世代に多く見られる「冷めた現実主義」的な発想を
完全に無視した分析を行っていて、
正直、的外れな考えなのではないかと感じた。

この本はあくまで、
1960年生まれの、
広告業界という特殊な環境に身を置く著者の周りに
実際にいる興味深い女性達についての個人的なエッセイとして
読むのが妥当だと思う。
本気でマーケティングの参考として使用するには、
視点やサンプルに偏りがあり過ぎるので
注意を要するのではないかと感じた。
(ちなみに私が先に言った
バブル世代・ポストバブル世代など、
世代別の価値観の違いについて考察した本では
『婦国論』という本をお勧めする。)

ただ、「女性らしさ」として語られるイメージとは違う
実際の女性の言動や価値観に目が向けられ、
より女性が無理をせず心地よく暮らしていける世の中に
なっていったらいい、という思いは
非常に好感が持てることと、
文章自体が読みやすくて楽しいことから、
買って損をしたと思わせる本では無いという評価で、
辛口ですが☆3つとさせて頂きます。
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51 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 やっぱり女は存在しなかった・・・, 2009/1/13
By 
倒錯委員長 "今田祐介" (横浜市と夢半ば) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 女装する女 (新潮新書) (新書)
かつて、シモーヌ・ド・ボーヴォワールは「人は女に生まれるのではない。女になるのだ」と高らかに宣言した。が、現代の日本女性は彼女に教えてもらわずとも、男勝りにあくせく働かなくてはならない自分の身の上において、体でそれを直感している。自分は女ではなく、女装しなければならないのだと。本書は、表題作「女装する女」を始めとする現代を生きる女性の消費という名の「女装の仕方」を、十通りの系統別に解説する。ただ、男と女の違いは本質的にはないのかもしれないが、ない分欲求やストレスの掃け口としての消費行動に向かう女性と、向かわない男性には、なぜだか本質的な違いが見えてしまうのは面白い。

人づてに聞いたとか、知り合いがそうだったという雑誌記事のような構成上、生理的に合わないという人もいるかもしれない。雑誌ほど(思考的にも内容的にも)薄っぺらくはないが、ハードカバーとして1000円以上で買わせるほどあらたまったものでもない。本書は、そんな新書のフットワークの軽さがなせる業か。本に「人生のうち一度は読んでおくべき本」と「是非今、この瞬間に読んでおくべき本」があるとするならば、流行を追いかける本書は間違いなく後者だろう。 

それにしても、その内容は引っかかるところも多かった。筆者はあらゆる女をまんべんなく観てきたかのように豪語するが、それって比較的高い階層の人のことではないだろうか。大人が子供心を取り戻すということを論じる章で、まず出された例が「スペインは地中海の小島、イビサ」だからズッコける。このような「お金に余裕があったらしたいんですね(怒)」というツッコミどころも満載。

表向きには「<女装>を楽しむ女」なんだけども、男の僕からすればその行間からは「もっと金使え!もっと金使え!」という呪詛の声しか聞こえなかったよ。あとがきには、本書の執筆をインスパイアーした某氏が紹介されているが、その人の肩書きにはあの大手広告代理店、H報堂の文字が(!)。みなさん、この本を真に受けて無駄遣いしちゃダメですよー。

本書の当該世代はアラフォー女性だと思われる。彼女らが多感なころ、世間はバブル経済だったのだろう。三つ子の魂百までとは言わないが、若い頃に身についた性分ってのは中々抜けないもんなんですねぇ(しみじみ)。
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58 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 作者の半径20メートルの現実, 2009/3/13
レビュー対象商品: 女装する女 (新潮新書) (新書)
 この本に登場する女性像は、
「ああ、こーいう人いる」と思わせるのだけど、
実際に、あたしの周辺にいるかというと、
いない。

 例えば、テレビとか雑誌に載っているような
そんな女性像なんですよねー。
 作者の周辺には、
固有名詞を持ったこーいう女性が居るんだろうけど、
地方の中都市に住んでいるあたしには、
実感は、ない。

 立て板に水、という感じの
著者の語り口はたしかに楽しい。
 とはいうものの、
「もともと、○○というのは、女性にフィットしやすい」
なんていう文章がよく登場するけど、
著者の感想であって、証明された事実じゃない。
 ○○には「エコ」とか「占い」とか、
共感しやすいものがアテハメられているのだけど、
統計的に事実なのかは謎。

 イロイロなタイプの女性の生態を
実に広く、かつ薄っぺらく調べています。

 広くはともかく、薄っぺらくというのは
例えばここ。
『マンガの世界も、
最近は男性誌に安野モヨコやよしながふみ、
とりのなん子などの女性漫画家が多く進出している』
 資料はたぶん「モーニング」一冊ですね。
 例としては、この三者知名度に差がありすぎる。
 安野レベルの人間を三人並べられたら良かったのにね。
 しかも、安野やよしながは、
女性誌で実績のある作家なので「進出」というイメージはあるけど
とりのはモーニングでデビューなので「進出」というイメージはない。
(この「進出」というのは「登場」あたりと
取替え可能な表現だとは思うけど、ちょっと不用意だと思う。
「高橋留美子」が少年誌に進出した、と言うと違和感あるでしょ)

 こーいうのを真に受けて
「最近の女性ってこうんでしょ」
とかいう論調になると、やだなぁ。
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