もっと引っ張ってからだろうと思っていた、ミーナの事情が明かされる驚きの第二巻です。
昼は「兄伯爵・ナリスフレイ」、夜は「弟魔王伯・レイヴェン」。二人で一人のグメーラ伯の秘密を知り、二人の味方でいる事を選んだパラデール教司祭のミーナ。彼女にも自分が知りたいと思っている、出生の秘密がありました。
聖職者が誰も寄り付かない怪異の土地グメーラで司祭の任期を果たすこと、がその秘密を知るための条件だったのですが…。
一巻で「人の側でいる」事を選んだはずのレイヴェンでしたが、やっぱり彼は駄々っ子だった…(笑)。「こうしたい!」と思ったことが何よりも優先しちゃうんですね〜。こういうのって、弟気質?。
それに対してお兄さんは…我慢強い、苦労性の長男気質(笑)。
今回、彼ナリスフレイはいろいろすごく頼りになっっていました。
自分に纏わる秘密を知ってミーナが落ち込んだ時、闇に囚われた危機的状況の時、彼の言葉・行動が彼女の助けになっていた。これは点数高いでしょう〜。ミーナも素直に気持ち動かされていたようだし、この点に関してはレイヴェン、自分の気持ち優先で出遅れた感があります。…性格このままじゃ巻き返しは難しいのでは?と思いつつ、ガンバレ!。
ミーナは、出生の秘密とレイヴェンの渇望でとんでもない事になってしまったけれど、芯がぶれない。彼女の打てば響くような返しが好きなのですが、あの状況でのレイヴェンとの応酬も彼女らしかった。気が強いだけじゃなく、回転の速いヒロイン、応援してます。
ミーナの事情は物語の結末でなく、これから先への条件だったようです。「二人で一人」を解決させる道は出てくるのでしょうか。そしてミーナは何を選んでいくんだろう。
しかし、レイヴェン、素行のわりにフィーンの事実に気が付かないなんて…。けっこうフシアナ?。