波津さんのほんわかファンタジー。
エジプト遺跡と一緒にやってきたまだ目覚めていない女神さまはぶちゃいくな子猫の形をとっている。女神様は主人公を巫女として使おうと思っているけど、女神様の力自体弱いので彼女を助けるつもりが中途半端なことしかできないというのがポイント。
主人公がお嬢様なのでおっとり世間知らずででもけっこう短気。
かっこいい教授を意識しつつ、ツンデレ気味。二人の恋愛に女神様の半端な力が加わって毎回コミカルな事件が起こる。
楽しい話だが時代の特定が最初できなくて首をかしげた。
衣装からすると20世紀はじめみたい。
そう思ってたら後半で「ファラオの呪い」で考古学者が死んだ、という新聞記事がという話がでてきて、ようやく1920年代であるらしいことがわかった。
たぶん作者が1話目にうっかり記載しわすれたのだろうと思っておく。
20世紀初頭のアメリカ人女性の話を、古臭くもなく、こんなに楽しく軽やかに読ませるのは波津さんの絵ならでは。
猫好きな人はぜひ。