いきなり拉致され、調教の為だけに作られたような館に集められた七人の女王様達の人間関係を絡ませた対決が、それぞれの魅力的な個性と相俟って、読み応え充分。
主人公は七人の中では一番平凡で普通に近い女性だが、予想通り勝ち残った。
敗者は全裸で十字架にくくりつけられて街に戻される為、七人とも敗北を喫する訳には行かないと、勝負になりふり構わない描写が、対決の面白さに拍車をかけている。
妖艶な女王様がレズの技巧に長けた男装の女王様に寝込みを襲われてメロメロにされて敗北する描写や、その男装の女王様が自分のテクニックを盗まれて逆にメロメロにされて敗北する描写など、特に個性の強い女王様は敗北する様子もまた魅力的だ。あと、「縛り」について細かい解説や描写があるもの良かった。
結局、勝者には主催者の遺産が与えられるが、主催者が死ぬまでは自由が無い。
いずれ主人公が解放される時が来るのだろうが、その時、彼女が精神的にどうなっているのか、それに敗北した他の6人もそれぞれ何らかのトラウマを負っているだろうし、ひとつ続編の形でこの七人の再会を描いて貰いたいものだ。