登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
15年待たされた有栖川有栖的正統派本格ミステリー,
By
レビュー対象商品: 女王国の城 上 (創元推理文庫) (文庫)
“’90年代を代表する本格ミステリー”といわれた傑作『双頭の悪魔』から15年7ヵ月、待ちに待った有栖川有栖の正統派本格ミステリー<江神二郎・学生アリス>シリーズの第4作。今回はその文庫化である。’07年、「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門で第1位に輝き、「このミステリーがすごい!」国内編で第3位にランクインした。 「鎖国」された新興宗教の総本山、その中に迷い込んだアリスたち、そしてそのクローズドサークルの中で起こる連続殺人事件、まったくのアウェイで不利な立場・条件の下で推理を余儀なくされる江神部長、そして関係者全員を集めての推理の披露と真犯人の指摘。本格ミステリーのお約束(コード)をふんだんに取り入れて構築されたストーリーは、マニアには応えられないものに出来上がっている。とりわけ「城」を「鎖国」しなければならなかった教団のシチュエーションは良くできている。時代設定もバブルがはじける直前の1990年としているが、作者と同年代の私は違和感なく入り込むことができた。 「あとがき」によると、このシリーズは、長編は次の5作目でフィナーレを迎えるとのことだが、ファンとしては江神・学生アリスたちの冒険譚をもっともっと読み続けてゆきたいところである。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
本当に久々の学生アリスシリーズの長編第4弾。,
By
レビュー対象商品: 女王国の城 上 (創元推理文庫) (文庫)
3作目から実に15年7ヶ月ぶりに書かれた本作。そして待望の文庫化。 とても面白く読むことが出来ました。 しかし、問題は作品が長編のあまり文庫化では2巻になってしまったこと。 なぜなら、1巻目は比較的ゆっくりと話(時間)が過ぎて行くからです。 なので1巻で読むのを止められてしまう可能性もあるかも? まあ、ファンならそんなことはないか! とにかく、2巻続けて一気読みしてください。 物語のラストに垣間見れる○○(あえて伏せます。)が良い。 次回作への伏線?と勘ぐってしまうぐらいです。 ちなみに、次回作が長編では最終巻になる予定だそうです。 待った甲斐があった。 個人的には星5つです。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最後の最後にすべて綺麗にクリアーになる醍醐味,
By K Tailor (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 女王国の城 上 (創元推理文庫) (文庫)
江神次郎シリーズ(学生アリスシリーズともいう)の第4弾である。文庫で上下巻の2分冊。このシリーズの長編は前作発表から10年以上たっていて、なかなかスゴイ状態ではある。時代はバブル崩壊前夜ごろ。岐阜の山奥の新興宗教本拠地にそびえる「城」を巡って、謎また謎の連打、殺人につぐ殺人が巻き起こるのを、江神さんがばっさり!と解き明かすのだ。 物語のかなり冒頭から、とある事情で警察が事件に介入できない状況が発生、やむを得ず江神さんほかミステリ研の面々が謎に挑むのだが、、、と、この設定自体について当初、ありゃりゃそんな安直な「嵐の孤島」状況ですかぁ、と思ってしまった私は相当浅はかでした。うぅ、そんな伏線でしたかー、完全にやられました。そういわれれば確かに○○の言動とか、やたらめったら不自然なんですよねー。 バブル崩壊前夜という時代設定も巧みだ。作中でもチラッと触れられるが、そう、アレが普及してしまっているとこの話はほとんど成り立たないのだ。(言い方を変えると、その時代を経験したことのない若い読者だと、この作品の世界に没入できないかも知れない。それはそれである意味不幸なのかも。) そもそもミステリ研が事件に絡むきっかけとなった江神さんの謎の行動についても、最後にはその理由が明らかになる。有栖川(の長編)作品は、徹底してロジックを埋めてくるので、読んでいてとても安心だ。作中に大量にちりばめられた謎の数々が、最後の最後にすべて綺麗にクリアーになる、という構成自体、ミステリの王道とも言えるでしょう。あー読んでよかった・・・と心から思える出来ですね。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|