女性からの視点で書かれた第3,4章を楽しみにしていたのですが、正直期待外れでした。「今の若い女性は『自分を見てほしい』という気持ちが強くなっているのかも知れません。世代を超えた(男性に対する女性の)怨念とも言えるでしょう」とか「女性は自分を磨いてきたが男性は働いただけ」とか「男性は20年遅れている」とか…。まあ、なんと言ったらいいのでしょうか、著者は男性に対し何か恨みにも似た鬱屈した感情があるのは理解できました。こうした屈折した押し付けがましい被害者意識って、受ける方は気分悪いですね。日本人が中国、韓国人の対日姿勢を暑苦しい、ウザいと思うのと似たような感じでしょうか。
まあ、百歩譲って著者の意見も聞きましょう。こういう女性ってチャーミングでかわいいですもんね(笑)。それよりも、僕が問題だと思うのが、著者の想定する女性の考え、志向がアラフォー世代のもので、今の20,30代の女性にはちょっと当てはまらないのではと思える点です。最近の女性がアラフォーキャリア女性を見て「ギスギスしていてそうで幸せそうに見えない」と言っているのは、甘ったれているのでも、不況のせいでもなく、単に「アラフォー女性の振舞に嫌悪感を持っている」からではないでしょうか。うちにも20代の総合職女性がいますが、著者よりよっぽど上だと確信させられました。その点に気付かせてくれた著者に感謝です(笑)。