志穂美悦子のコスプレ大会という変なノリの映画。悦っちゃんが冒頭から着物姿で出てきて京都弁を使うのでファンは大満足です。さらに空手着、時代を感じさせるパンタロンファッション、ヒッピースタイルにお小姓姿まで見せてくれます。この「七変化」(古い)を楽しめばそれで十分という作品。
しかし本筋は麻薬Gメン対国際麻薬組織と、それにかかわる沖縄の黒人兄・白人妹の兄妹の話で、この兄妹が沖縄で差別にあう場面などが妙に陰惨。また、黒人兄が妹と沖縄に帰ろうとしてヤクザに殺される場面などは、70年代風な音楽に70年代ロックが流れ、ここだけ全然ムードが違います。
さらに、撮影所で監禁された白人女を悦っちゃんが救出に行く場面になると、チャンバラトリオのハリセン攻撃があったりと、実に妙な展開。このムードの一定のなさは何でしょうか。
とっても変ですがとっても楽しいです。
悦っちゃんのアクションはまあ中途半端な感じもしますが、こんなもんでしょう。脚はよく上がってます。悦っちゃんが縛られて電動ノコギリで体を真っ二つにされそうになる、という場面もあります。渡瀬恒彦のヘナチョコ空手も珍しいです。
ラストはあんまりあっけなくスパッと終わってとまどいますが、そんな終わり方も潔くて良かったです。