女子高生なんてタイトルをつけないでハードSF風のタイトルの方が売れると思います。
内容は若き(女子高生)天才戦略家の話。 自分が通う高校でそのマネジメント能力を買われて校長の依頼でサッカー部の臨時監督を勤めたところインターハイに優勝してあっという間に時の人に。その戦略家の資質を見込まれて防衛省が密かに開発している戦略家養成システム、実態は太平洋戦争のバーチャルゲームなのですが、山本五十六として海軍を率いて10倍の国力を持つアメリカとの戦争をすると言う物です。
この発想は昔から数多く小説や映画になっていて20年くらい前には宇宙人との戦争でパイロットの発掘にインベーダーゲームが使われたアメリカ映画があったと思います。 太平洋戦争のバーチャルゲームも多くのSF小説がありました。
発想は同じですがこの本の面白さはプレイ出来る人間が戦略性で語っている点です。技術将校のプレイヤーは本物の技術屋を集めてプレイさせる事でプロジェクトマネージメントの手法を持ち込んで日本の国力を倍以上に上げる。 主人公は戦争に勝つのではなくアメリカ大統領の支持率を低下させることで勝利条件をクリアしようとする。その他にも読んでいてワクワク感が次から次へと。下手なハードSFよりずっと面白い。
結局手段と目的をクリアに理解していれば現実社会でも相当な無駄が省ける事が分かります。今の政治家の皆さんに読んでもらいたい一冊です。戦争しろと言う事ではないので、念のため。