萌え系の表紙だからと侮るなかれ。
一言…良書です。
ビジネス書で言えば入門書にあたる本書。
しかし、社会人14年目の私も「そうだったのか」と思わされるところが多々あった。
ストーリーは、父の急死により、急遽父の後を継ぎ社長となることとなった女子高生・ちえ。
その女子高生・ちえが社長としてカイシャというものを学びながら成長してゆくという奇想天外な設定とベタなストーリー。
しかし、その奇想天外な設定とベタなストリートとは裏腹に、「製造部と営業部のコミュニケーションがうまく取れていない(要は、仲が悪い)」など、
おそらく日本のどこの企業でも実際に起こっているだろうリアルな事例がふんだんに盛り込まれている。
舞台は、BtoBの中小製造業。
これ1冊読めば「製造業」のことがザックリわかる。
「設計(商品開発・企画)→調達(購買)→作業(製造)→保管・ピッキング・輸送(物流)→販売(営業)」といった製造業の一連の流れと、
「生産管理」について。
また、「減価償却」、「在庫…'死蔵在庫、'在庫月数、'在庫の3悪」、「需要予測」、「物流」、「ピッキング」、「棚卸」、「欠品率」、「全数検査とサンプリング検査」、
「OEM」、「調達」、「QCD」、「リードタイム」、「ロットサイズ」、「特急」、「内示と先行情報」、「トヨタ生産方式…'JIT、'チョコテイ」、「5S」、「ISO」、
「生産形態(見込み生産、受注生産)」、「CPFR」、「POS」、「知的財産権」、「製品コンセプト」、「納期回答(ATP)」、「品質管理」、「インナーブランディング」
などの用語は、(主に)1話の終わりごとに専用ページを設け用語解説している。
その用語解説たるや、主人公が女子高生ということもあってか、日常私たちが触れるものに上手く例えられており、非常にわかりやすい。
新社会人、内定の決まった・決まっていない学生に特にオススメ。
また、この本をとっかかりに難しいビジネス書にチャレンジしたい、そんな人にもオススメです。