収録する5本のストーリーは、領収書の偽造による横領事件、売上と借入金・貸付金の計上をめぐる経営者の不正、「売価還元法」のトリックがもたらす倒産、インターネット上で繰り広げられるインサイダー取引などがテーマで、実際に起きた不正会計事件を連想させるストーリーも収めている。領収書偽造の手口や法律違反スレスレのところで行われる経営者の不正行為など、生々しい企業会計の裏世界には圧倒されてしまう。
これらの硬いテーマをおもしろく読ませるのが著者の真骨頂で、本書では、各ストーリーをミステリー、ラブストーリー、旅情、ファンタジーなどに脚色して話を盛り上げている。奔放で積極的な美女とそれに振り回される不器用で真面目な男という恋愛ドラマの典型のような配役であるが、その関係に微妙な進展があることも匂わせている。
本編以外でも、「隠れたミニドラマ」を加えたり、ストーリーの裏話を披露したり、「読者からの質問コーナー」「英語で学ぼう会計用語集」で会計の世界をひも解いたりもしている。ボリュームが少ないわりには厚みの感じられる1冊だ。(棚上 勉)
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
<隠しドラマ>のトリックにビックリ!!,
By
レビュー対象商品: 女子大生会計士の事件簿2 (単行本(ソフトカバー))
第1巻よりも面白かったです。特にインターネットを使った事件は、犯人を追うスリリングな展開と最後のどんでん返しでアッと言わされました。 そして、<隠しドラマ>のトリックには誰もがビックリするのではないでしょうか。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
会計士も恋愛するの?,
By
レビュー対象商品: 女子大生会計士の事件簿2 (単行本(ソフトカバー))
会計士、税理士、経理など1円に細かいガチガチの人たちというイメージがありました。でもこの物語に出てくる人たちは親しみやすく好感が持てます。1、2とも面白くて2日で読んでしまいました。 会計のことと言うと、他の仕事をしている人たちにとっては難しそうでなんか良く分からない言葉で話しているというイメージが強いのですが、この本でそのイメージが一気になくなりました。 物語のなかに専門用語の註釈があったり巻末に会計用語が載っていたりして会計の知識がない人でも読めると思います。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
文句なく面白い!!,
By
レビュー対象商品: 女子大生会計士の事件簿2 (単行本(ソフトカバー))
個人的には2巻に収録されている作品の方が、ストーリー展開が面白かったです。『騒がしい探偵や怪盗たち』や『12月の祝祭』は秀逸です。 特に阪神大震災やルミナリエを舞台にした『12月の祝祭』は思わず涙があふれました。 泣けるビジネス小説というのは、おそらく数多くあるビジネス小説のなかでも初めてではないでしょうか。 この『女子大生会計士の事件簿』は、ビジネス小説の世界を変える革新的な本であることには異論はないでしょう。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|