【手に取った動機】
著者の前著「知られざる特殊特許の世界」久しぶりの特許入門。法律関係の新刊は少なく、特許となればなおさらであるが2010年12月現在書店により平積みされていて好調かも。
【本の概要】
・体裁が2010年ベストセラーの「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」似のライトノベル風表紙はカバー無しには電車で読むには少し恥ずかしい
・弁理士事務所でアルバイト中の女子大生マイ、その目的は、ベンチャー企業を起こすことが夢です。先生役の弁理士に検索した特許に解説を聞きながら物語は進行して、導入が?なところもあるが、日本に元気をつけるためにも前向きに行く姿勢に一票。
・発明者がなじみ深い人を例に説明してとっつきゃすい例:ビートたけし、所ジョージ、平野レミ、菅直人など、逆に時事の話題を入れると作品の風化が早くなるデミリットもある。
【印象に残ること】
・平素触れにくい特許を解説している
例1:ドクター中松のしぶとい拒絶されても補正して特許を成立させようとする姿勢(ファイル13)
例2アース製薬とフマキラーの特許無効審判(ファイル16)
【お勧めのポイント】
・特許と業務での位置づけが分かりやすい
これから特許を書く人には書くポイントが一度書いて知財の人から月明下の猛ノックを受けて凹んでいる人にはあの時の小言の意味がわかる。
・全体を通じて軽い読み物として読める