最初にこの本を書店で見つけたとき、スワッ!これは美人女医の禁断の愛を描いた小説かと思い、タイトルだけで買ってしまいました。(・・エロビデオの見過ぎや!!)しかし、内容はじつに真面目で、1人の女性、美人?がK大医学部(多分慶応だと思います)に入学し、卒業し、無事国試に受かり、研修医として活躍するまでを、悲喜交々、記憶に残った事、解ってほしいこと等色々述べておられます。
お年寄りの大腿骨骨折を家族が渋るのに治療し逆に恨まれたこと・・実はこの老人、徘徊癖があり、暴力を振るう。・・悪いけど寝たきりのほうが良かったんです。習慣性肩脱臼癖を持つ超美人の悲劇。口唇紋が犯罪捜査に役に立つ事(そう言えば、牛にも鼻紋があります。)。K大では、医学部女子は、メイクも控えめで服装もコンサバな子が多い事。解剖学実習で、壁に耳ありを実際行った人がいた・・らしい。骨実習で、頭蓋骨を持ち帰り、電車に忘れて大騒ぎになった・・・当の本人は、シラをきり続け、後内科の教授になった。開腹手術を受けた彼女の横で添い寝をし、咎めたら、「俺は○○新聞の記者だ」と逆ギレした男。先輩が高級焼肉をおごってくれたが、食べ始めるや否やポケベル(懐かしい!!)がなり、おじゃんになった話し・・・等興味深い話が満載です。
実は、私もこの世界に少し関係があり、また、親戚にも医師、眼科医もいます。医学系は進学課程のときだけ時間に余裕がありますが、それ以降は講義、実習で遊ぶ暇は殆どありません!また、解剖実習についていけず、転部、転校する人も少なからずいます。そして、やっと国試に合格し、研修医、しかし、これはまさに体力勝負で、運よく家に帰ると即バタンキュウらしいです。また、患者訴訟も近年結構増加してきて、その面でも大変らしいです。
神さんは、その辺を解りやすく、面白く述べておられ、非常に面白く読ませていただきました。