英語の勉強をやり直したいという知人がいて、じゃあ簡単な英語の本をということで SIDNEY SHELDON を勧めてみた。時代がバブルの頃、『ゲームの達人』が売り出され、「超訳」の是非と、そしてもちろんストーリー展開の巧みさで大いに話題になったものだった。一応「超訳」というものにはネガティブな評価が下されたようだが、現在でも「超訳」シリーズは出ているのだろうか?本書は、相変わらずの SHELDONism。一所懸命な女性と、それに復讐される男。もちろん単に男を悪として描くのではなく、ヒロインが手にするのは「愛」でもある。 PREFACE でいきなり裁判シーンが描かれ、そこに登場する女性が一応主人公ということになるのだろう。しかし本書においては、この主人公の物語というよりも、3人の女性と病院の物語、と言ったほうが適当だと思う。まずは平均的な SHELDON 本だった。