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女三人のシベリア鉄道
 
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女三人のシベリア鉄道 [単行本]

森 まゆみ
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

恋人を追い、理想を求めてシベリア鉄道に乗った女性作家、与謝野晶子、中條(宮本)百合子、林芙美子。その足跡をを旅すると同時に旧社会主義国の重い歴史にも触れた著者が最後に見た光景とは・・・。

内容(「BOOK」データベースより)

与謝野晶子、宮本百合子、林芙美子―近代文学を代表する女性作家たちの足跡を追い、著者はウラジオストクからモスクワ、パリまでの鉄道を完乗。勇敢な女たちのエネルギーに思いを馳せ、現地の人々の声に耳を傾けながら、旧社会主義国の重い歴史を体感する。評伝×鉄道が合体した傑作ノンフィクション。

登録情報

  • 単行本: 352ページ
  • 出版社: 集英社 (2009/4/3)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087712885
  • ISBN-13: 978-4087712889
  • 発売日: 2009/4/3
  • 商品の寸法: 19.4 x 14 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 黒潮丸 VINE™ メンバー
形式:単行本
森まゆみは1954年生まれという。若い頃、シベリア鉄道を使ってのヨーロッパ行きに憧れた。当時それが一番安いルートだったから。
結婚し、離婚して3人の子を筆1本で育て上げた。
地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を創刊し、それから積み上げて文筆家としての地歩を築いたが、基本的には文学者というよりライター・編集者というべき人だろう。最近は旅行作家の趣きもある。
私がこれまでに読んだのは「鴎外の坂」「即興詩人のイタリア」だが、それぞれ敬服すべき作品であった。

その森まゆみがある時、わが国の大女流作家3人がシベリア鉄道でヨーロッパに行っていることに気付いた。与謝野晶子、中条百合子(宮本百合子)、林芙美子である。
自分のかっての夢と重ね合わせて、彼女はこの3人の著書や日記をトランク一杯詰め込んでシベリア鉄道に乗り、偉大なる先輩たちの旅を追体験する。
シベリア鉄道といってもウラジオストックから乗るルートと、大連-ハルビンを経てシベリア鉄道に入るルートがある。ウラジオは軍港として日本人は入れない時期があった。

かくしてこの書はウラジオルートと大連ルートの2度の旅行を合わせた内容である。
与謝野晶子、宮本百合子、林芙美子、それぞれに面白い。といっても私は宮本百合子とはまったくご縁がなく1冊も著作を読んだことがない。
私が面白かったのは、森まゆみが2度の旅行にガイドを同行したことである。
ウラジオルートにはロシア人の、大連ルートには中国人の、日本の大学院に学ぶ苦学生を通訳・ガイドとして同行した。
それぞれの実家にも立ち寄るのだが、苦学生であるからして実家も庶民の家である。何年ぶりかで帰郷した娘を迎える家族。一家眷属が集まって精一杯感謝をこめて森を歓待する。涙ぐましい。
家族たちは森のことをどれほどのお大尽と思ったことだろう。
1910、1920、1930年代の3人の女性の旅との比較が、何故かわが世代には切ない。

それにしても森まゆみはよく歩きよく書く。克明に書く。
書かねば食えない覚悟が、元来の才能を磨いたのだろう。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
森まゆみさんのお書きになったシベリア鉄道の旅、
(しかも知的で信頼できる通訳・ガイド付き)
というとても興味深い紀行文。

宮本百合子、与謝野晶子、林芙美子
私の好きな作家3人の旅をたどる内容。
とっても期待して読み始めましたが・・・
やはり超個性的な3人の大作家は
いっぺんに論じるには脈絡がなさ過ぎますね。
引用だらけでとても読みにくく
そこに著者の旅行の印象や感想が
唐突に、言葉足らずに語られて
なにかとてもまとまりがない感じです。
せっかくの大旅行だし文献もいっぱい調べてあるのに
非常に残念な出来だと思いました。
これだったら
「旅の印象スケッチ」ふうに
短いエッセイを並べたほうがよかったみたいですね。
素材はすばらしいけど
まとめる根気がなかったような・・・
特に宮本百合子の「道程」は読みきるのも大変な大長編。
短歌の晶子や散文調の芙美子と並べるには
無理がありすぎました。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
疲れた… 2010/2/12
形式:単行本
当時の洋行がどれほど大変だったかをしのぶにはよい本。鉄道好きにも興味深い本ではありますが、なぜかとても読むのに疲れた本でもあります。紀行文って普通は情景を思い浮かべたり、一緒に旅した気分になれたりして、疲れずに読めるジャンルだと思うのですが、これは違います。引用が多いせいもあるのでしょうが、常に、著者の今の旅と過去の三人の女性の旅とを整理しながら読まないといけないせいかもしれません。

途中で突然、この旅の翌年の著者の紀行文が挿入され、さらにそのエピソード中には脈絡なしに突然別の知り合いの話が出てきて、読むほうとしてはよけい頭がこんがらがります。
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