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女の人生すごろく (ちくま文庫)
 
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女の人生すごろく (ちくま文庫) [文庫]

小倉 千加子
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

思春期篇、おつきあい篇、OL篇、結婚篇、で「あがり」。抱腹絶倒のうちに、次々と明かされていく女の人生の真実。短大で心理学を教える著者が、女の子たちの絶望と努力を率直に伝える書。

登録情報

  • 文庫: 253ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1994/12)
  • ISBN-10: 4480029346
  • ISBN-13: 978-4480029348
  • 発売日: 1994/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:文庫
小倉千加子による、思春期に始まり、おつきあい、就職、結婚へと続いていく「女の一生」評論。内容はわりと軽くエッセイ以上学術書未満といったところか。

この本の特徴は、「恋愛」から「おつきあい」という概念を分離させているところだろう。小倉によれば「この人でないとダメ!」という人への片思い、あるいは両思いの交際こそが「恋愛」であり、そうでもないけど周りの友人に比べて、「自分だけフリーはイヤ!」という消極的な理由でおこなう交際を「おつきあい」という。つまり「おつきあい」をする人は恋に恋しちゃっているわけだ。
なので「おつきあい」の場合、当然ながら「今よりまし」な男性を見つけたら、ころころ乗り換えていくわけである。これはアッシー君やメッシー君が「実在」した、バブルの過渡期的な現象なのかもしれない。

関西人小倉千加子の文章のノリは「ですます調」で相変わらず軽快ではあるが、論じられているのは短大生のリアルな生態である。
卒業即結婚はイヤ。でも、社会に出て働くとなってもなることができるのは、事務職。上司のご機嫌取りとお茶組みとコピーとりに始まり・・・、というより上司のご機嫌取りとお茶くみとコピー取りが永遠と続くその仕事に、だいたい27,8そこらでみな音を上げるという。
そんな彼女らもやがては結婚(中にはしない人つまり後に酒井順子が名づける「負け犬」も)、そして出産を経験する。生まれた子供が娘だった日にゃ・・・。そこは本書を読んでのお楽しみ。

他にも、福島から出てきた小倉の教え子のエピソードは、読んでいて鬱屈になる。
やっぱり生まれ、というより出身地というのは人生にあとあと響いてくるもんだよな。

男の僕からすれば全編げんなりする内容だけれども、小倉の主張は至極単純にこれら女の人生を「改善しよう」とか、そういった類の左翼的なものではない。彼女は「そういうもんだ」といっているようにも見える。つまり女の人生ってのは、次から次へと苦難が待ち受けているけど、それらをも受け入れてズンズン前に進んでいかなきゃなんない(時に「周回休み」などをとって)すごろくなんだといっているようにも見て取れる。それは、本文中にも登場するフロイト「文化への不満」で、彼が最後に提出した文化への結論とも通ずる。

しかし、よく考えてみたら短大生だけの生き方の傾向を取り上げて「女」の人生すごろくと銘打つのも、ほかの属性の女性にとっては気の毒な気がしないでもない。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この本が書かれたのは80年代後半ぐらいで時代背景は少し古いが、男性が女性の本質を知るには役立つと思う。例えば男性がかわいいと思う女性らしい仕草は演出されたものであり、自然体で振る舞うことが出来ない社会的圧力が強いのが理由であることがわかる。またなぜ若い女性が田舎暮らしを嫌うのかもわかる。時代は21世紀に入り、地域共同体崩壊の危機がマスコミで煽られるが、それは男性から見た危機であると思う。また男性も自分の感情を素直に表せない社会的圧力を強く受け、それが元気のない大きな理由の一つであると感じた。
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By fancy
形式:ハードカバー
この本の中では、「母娘」の親子関係に関する記述があり、母親の家庭内に於ける娘いじめ、例えば、娘の部屋のゴミ箱に捨てられている手紙を見る、など、実際に自分と母親の間で以前あったことがそのまま書かれていたので、興味深かった。と同時に、その時にはわからなかった自分の母親の感情を著者によって明らかにされて、目からウロコだった。著者は心理学者であり、それらは心理学的にはそのように定義づけされるのか、と理解でき、その他のことでも、自分が如何に未熟だったかを思い知らされた。マゾヒズムに関する記述も、自分にも多いに経験があり、これが日本女性の育てられ方、そして人生なのだと痛感。これからは、あまり自分を押し殺すことのない生き方をしてみたい。
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