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女という病 (新潮文庫)
 
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女という病 (新潮文庫) [文庫]

中村 うさぎ
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

女の自意識は、それ自体、病である。そして、女の病気は女にしか分からない! 二十一世紀ニッポンの闇の中から噴出してきた十三の事件を読み解く。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

ツーショットダイヤルで命を落としたエリート医師の妻、我が子の局部を切断した母親、親友をバラバラにした内気な看護師…。殺した女、殺された女。際限ない欲望、ついに訪れた破滅。彼女たちは焼けるような焦りに憑かれて「本当の私」を追い求め、狂い、堕ちた。女性が主役を演じた13事件の闇に迫る圧倒的ドキュメント!女の自意識は、それ自体、病である。これは、あなたの物語。

登録情報

  • 文庫: 251ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/02)
  • ISBN-10: 4101341710
  • ISBN-13: 978-4101341712
  • 発売日: 2008/02
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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By モワノンプリュ VINE™ メンバー
形式:文庫
 00年から04年にかけて実際に起こった13の「女が鍵を握る事件」について、その女が加害者なり被害者なりになる必然性のようなものに焦点を当てて考察してます。ただし著者自身が「実際の事件を元に、自分の妄想を書き散らしたもの」と断っている通り、実質的には現実の事件に触発されて書かれた短編小説集と考えた方が良いです…
 と書くと、『週刊新潮』の「黒い報告書」シリーズを連想する人も多いのじゃないか。私自身はまともに読んだことないし、そもそも『週刊新潮』も買ったことないんですが、ファンはいるらしい。で、最近は著名作家が執筆することも多いらしく、昔からの「黒い報告書」ファンを公言している岩井志麻子とか、内田春菊とか、そして中村うさぎも何本か書いてます(未読ですが)。
 で、本書ですが、確かに独立した「短編小説集」として読むと、同じところをグルグル回っていて平板かもしれません。でも、これって「現実の事件に触発された」ってところがミソだと思うんですよ。しかも「黒い報告書」とは違って創作に開き直ってるワケじゃなくて(だから、ロクに読んだことないんですが…)、著者なりに「真実」を追究する姿勢がある。
 それに、著者がノッてるのが伝わってくるんですよ。ほとんどイタコ状態で、「女たちの心理描写を一人称で書き始めると、私は、自分に彼女たちが憑依しているのか、彼女たちに自分が憑依しているのか、わからなくなって」しまい、描かれている女の独白と描いている中村の独白も混じり合って区別がつかないほどです。
 現実の事件という核があることは、中村にとってやっぱり重要だったんでしょうね。事件をフックにして、中村が自分の中に潜むものをズルズル引っ張り出し、育てているという印象です。これ書いてる間、きっと中村はとっても濃い快感を味わったでしょうね。上手下手や好悪は別にして、中村という人が「書く」ことを通じて救われる「作家」であることは、よく分かりました。
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By あゆ
形式:単行本
ブランド狂い、整形手術、ホスト狂い、デリヘル体験・・・いままで中村うさぎに関して私が持っていた知識はそのぐらいのものだ。決して好感を抱いていたわけではない。しかしこの作品を読んで、彼女がある意味で現代人特有の深い心の闇(病といってもいい)を持っている人だということが分かった。そしてそれを徹底的に掘り下げ、解剖し、それと真剣に向き合っている。苦しい作業かも知れないが、それこそが彼女の作家になったゆえんなのだと思う。そしてある意味で自分に対する精神治療ともなるだろう。この仕事ぶりには好感を覚えるし、共感も感じる。もっともっと自分を追い詰めてほしいし、よい作品を書いてほしい。
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By 香桑 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
女であることは、私にとって、病ではなく呪詛であった。この呪詛をわかってくれる男性と、私はなかなか出会ったことがない。呪詛の存在に気づかない人もいれば、気づいていても勘違いしてしまう人もいる。呪詛など物ともせずに生きている女性たちも多いのに。
男性にはなかなかわかってもらえないという絶望をもたらす呪詛であるが、同じ呪詛を共有できる人がいるのなら、少しは希望を持つこともできる。『私という病』とあわせて読むことを勧めたい。

乗り移るのか、乗り移られるのか。
13件の女にまつわる事件。その被害者に、その加害者に、作者は寄り添いながら、女の物語をつむぐ。それは、とりもなおさず、「私の物語」であると作者は高らかに宣言する。
この前書きを読み違えてはならない。この前書きに、作者の真摯さと切実さを感じる。他者を描きながらも、自分自身の自由と責任において、身一つで戦おうとする高潔さを感じる。
また、中村は、13件の事件に関わる女性たち(一つの事件に登場する女性は一人と限らないので13人ではない)を合わせ鏡にして、自分をあぶりだす作業をしているので、この本は自己分析のプロセスとして読むことも可能である。
「欠落」と「過剰」をキーワードに、中村は女性を観察し、分析し、理解する明確な枠組みを有している。小説の手法で主人公の心情に読者をひきこみながら、それでも彼女を断罪できる?と見つめられているような感じがした。

これは女の物語であり、中村うさぎの物語であり、読み手である私の物語となる。
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うさぎさんだから書ける!
うさぎさんだから書ける。
そして女だから、わかる。
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投稿日: 23か月前 投稿者: 渋谷花子
いい企画なのですが・・・
すべての事件の犯人像に憑依しつつ
筆をすすめるのはいいとして、(見事に憑依しています)... 続きを読む
投稿日: 2010/4/5 投稿者: セカンドライン
悪く言うと「ザ・ハイエナ・マスコミ」
「ちょっと変わった犯罪が起こると、ハイエナマスコミが寄ってたかって、真偽も分からない憶測的情報を元にあーだこーだと異常者たる犯人像・被害者像を作り上げ、広める。」... 続きを読む
投稿日: 2010/2/10 投稿者: 西沢
女たちを想う中村うさぎの心の軌跡・・・そして祈り
男性の多くは、宇宙や社会や人生の謎解きに好んで多くの時間をかけるが、
本当は最も謎めいた女性に対しては、既知のものとしてうっかり分析を... 続きを読む
投稿日: 2009/3/21 投稿者: 天と地を行き交う男
女の自意識は、それ自体、病である
中村うさぎさんにドンピシャの企画だと思いました。前書きに「新潮45」の編集長が言った言葉「女の自意識は、それ自体、病である」それがそのままタイトルとなったとありま... 続きを読む
投稿日: 2008/12/23 投稿者: 街道を行く
全て中村うさぎの13の事件
「新潮45」に連載された女がからむ事件13件を
中村うさぎが自己を投影させた。... 続きを読む
投稿日: 2008/5/14 投稿者: naonao-703
変貌した女の狂気
女性が被害者もしくは加害者となってしまった実際にあった事件を焦点に当て、著者独特の視点で彼女たちの心理状態を分析し犯罪に手を染めるまでの経緯を予測・想定しながら紐... 続きを読む
投稿日: 2008/3/5 投稿者: 前略、amazon様
事件の本にフィクションはいらない。
女の事件を、女に辛口な、女のいやらしさ、100点満点の中村うさぎが書くってんだから
面白そう!!と楽しみに読んだのです。... 続きを読む
投稿日: 2008/2/22 投稿者: HANAKO
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