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女だけが楽しむ「ポルノ」の秘密 (進化論の現在)
 
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女だけが楽しむ「ポルノ」の秘密 (進化論の現在) [新書]

キャスリン・サーモン , ドナルド・サイモンズ , 竹内 久美子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

女性が本当に望んでいる性のあり方とは。

内容(「MARC」データベースより)

女性にとって、男性の「ポルノ」に当たるものは何か。女によって女に向けて書かれている「スラッシュ小説」など特異なアダルトジャンルの分析から、女性の性を読み解く。

登録情報

  • 新書: 159ページ
  • 出版社: 新潮社 (2004/12/16)
  • ISBN-10: 410542307X
  • ISBN-13: 978-4105423070
  • 発売日: 2004/12/16
  • 商品の寸法: 17.8 x 11.2 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 262,679位 (本のベストセラーを見る)
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16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By tatchan VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
本書は、スラッシュ小説という分類の女性向けロマンス小説(そこではたいてい男の主人公が男に恋をする)を通して、女性の心理や行動の傾向を探ろうとするものである。本書は「進化論の現代」というシリーズの一部なので、いかにして女性はスラッシュ小説などというものを好むように進化したのか、そこにどのような進化的意味があるのか、という視点で論じられる。男同士の恋においてはお互いが対等であり、また肉体よりも心的なつながりに重点が置かれ、そのため一つひとつの関係が長続きする、などという視点から、意識するしないにかかわらず、女性がどのような恋愛を理想としているのか、どのような行動をとる傾向があるのかが推察される。
頁数が少なく論点も明解。女性の配偶心理、そしてその奥にある進化的意味について興味のある人には一読の価値があると思う。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
TVのアンテイーク西洋洋菓子店から、よしながふみの漫画を知り、世の中にBLものという分野があることを知ったが、当初は何故女性が男同士の恋愛ものを好むのか、良く理解できなかった。その後、三浦しをんの本を多数読み、はたまたジェーン・オーステインを再読し、分かったことは、恐らくBL物を女性が好むのは、直ぐに恋愛もできるし簡単に結婚もしようと思いさえすればできる世の中なので、むしろ障害の多い恋愛ものが好きなんだろう、ということだったが、とはいえ、どうして男性同士の性行為まで含む漫画や本を好むのかまでは分からなかった。

本書は、何故女性が、それも世界的に同時多発的に、70年代以降、欧米ではスラッシュ小説、日本ではやおいまたはBL物と称する男同士の恋愛を描いた小説、漫画を好むようになったのかを科学的に分析した学術書で、目から鱗の連続。

女性はとにかく、男性的なマッチョな男が主人公で、彼が幾多の困難を乗り越え、理想的な女性(それは読者が自己を投影し共感しやすいものでないといけないのだけれど)と永遠の愛を獲得するか、というロマンス小説を好むのだそうだ。それは、女性特有の進化の歴史から考えても当然のことで、女にとって結婚、子作りが大変なリスクを伴うものだから、相手が誰でも良いという訳にはいかないから、選択に慎重ならざるを得ないという事情の反映なのだそうだ。

なるほど。だから、恋愛小説は、オーステインからハーレクイン・ロマンスまで、どれもこれも似ている構造なのだね。

主人公が男同士だと障害は誰の目にも明らかだけれども、では何故性行為までわざわざ描く必要があるのか。本書によれば、描かれているとはいっても、それは男向けのポルノとは違い、飾りみたいなもので、男向けのポルノが性行為そのものが目的なのに対し、あくまで恋愛の一部として描かれているに過ぎず、あまり重要ではないという。確かにその通り。

とはいいながらも、恋愛小説の読者は女性だけじゃない訳で、オーステインもよしながふみも男性の読者を獲得しているのは何故か、という所までは本書は答えてはいないのであるが。

あまりに面白くて止められないこと間違いなし。進化論の部分は少々分かりにくいが。
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