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女たちよ! (新潮文庫)
 
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女たちよ! (新潮文庫) [文庫]

伊丹 十三
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

女へのやみがたい思慕を心に秘めながら、しかもすべての女に倦怠した著者が、やさしき毒をもって語る好随筆。これはまたまだ見ぬ妻に宛てた男の求愛の歌でもある
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

日常の振る舞いにこそ、その人となりは現れる。スパゲッティの召し上がり方、アルコールの嗜み方、サラダの本格的な作り方、クルマの正しい運転法、セーターの着こなし方、強風下でのマッチの点け方、そして「力強く、素早く」の恋愛術まで。体験的エピソードで描かれる実用的な人生論風エッセイ。真っ当な大人になるにはどうしたらいいのか?そんな疑問を持つ「男たち」へ―。

登録情報

  • 文庫: 322ページ
  • 出版社: 新潮社 (2005/03)
  • ISBN-10: 410116732X
  • ISBN-13: 978-4101167329
  • 発売日: 2005/03
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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28 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ochi19
形式:文庫
二十歳の学生時代。氏によって、ダンディズムとは何か、モダンとは。数々の教えをうけました。以来30年。本書を読み返して、受けた影響の大きさに愕然としました。スパゲッティの正しい作り方・ノンクライマックスジョーク・犬の歯の抜き方・目玉焼きの正しい食べ方etc.....
シトロエン2CVをドゥー・シュヴォーと読む事もこの本で知った。
氏の著作によって植え付けられた知識・価値観の呪縛から一歩も踏み出せていない自分に気がついてしまった。いかに氏が時代を一歩も二歩も先んじていたか。又、正確に世の中を捉えていたか。日本にはまっとうなスパゲッティは存在しないと氏に糾弾されていた洋食業界も、いつの間にかまっとうなスパゲッティをお客に供している事を、素直に喜びたい。本書は最初から最後までゲラゲラ・クスクス・ニヤリと笑いながら夢中になって読んだ後、世の中が少し違って見えてしまいます。
三十年以上前にこんなカッコいい文章を書く人がいた事を再認識して欲しいと思います。注意=この本は精神に影響を与える恐れがあります。クセになりますので読みすぎに注意しましょう。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ヨーロッパ退屈日記 (新潮文庫)』でも描かれていたように、
生活の中で気付いたコト、日用品についての講釈が深く辛辣。

表現も、「ですます調」と「だ、である調」を
混合させる際のお手本のような文体。

伊丹十三さんが生きていたら、昨今の服飾事情や、
プライベートブランド、ハイブリッドカーについても
存分に語っていただきたい。
_____________________________________________________________

男の寂しさと飽きっぽさ、本当の料理、主婦(主夫)のプライド、
不愉快な出来事、飲み食い、男女の問題にも話は及ぶ。

女性に対する願望が愚痴に変わる瞬間を描写
_____________________________________________________________

我々が気付かなかったコトを再確認

 ・不幸な人は、モノゴトが上達しやすい!?
 ・動作や1日の行動を、全て意識する

などなど。 さらに、テーマを設定する勇気、
それを買う勇気、何かを得て、
別のことを犠牲にする勇気の話もうなずける。
_____________________________________________________________

幸せを感じる瞬間は、いつ来るのか?
なんて哲学的なことも学べちゃう。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
スパゲッティーのゆで方が書いてある。マッチの使い方が書いてある。二日酔いの覚まし方が書いてある。
 間違っても、道徳訓や、人生のより良い生き方なんぞは書いてない。
 でもそれでいて、そんな日常の瑣末なことの集積から、人生に対する教訓を気づかされる。本書はそんな1968年に書かれた好エッセイ集だ。

 著者は、スパゲッティーひとつとっても、「ホンモノ」を擁護し、「ニセモノ」を厳しく糾弾する。たとえばこんな具合に。

 「日本人は真似の天才だとあるという。なにが、なにが。本物を知らないからそんな甘ったれたことがいえるのだ。遠慮することはない。できるんだったら、もっともっと真似を推し進めて、ついには本物を凌駕するところまでいけばいいじゃないか。
 イギリス人の大人さ加減、フランス人の美的感覚、そっくりふすんで欲しいものはいくらでもある。ただ、優れたものを取り入れる時にはそれを自分の狭い視野と貧しい感覚でもって、低い次元にまで引きずりおろし、歪曲するということをするべきではない、というのだ。根本精神をあやまたずに盗め!
 と、まあ、それくらいの気合を持っていただかぬことには「スパゲッティーの正しい調理法」はとうていお教えするわけにはいかない。いいですか。「正しい」調理法なのだ。正しいなどという言葉は私は確信がなければ使わない。気合が入っているのだ。」(P19)
 スパゲッティーひとつに、大層な気合の入りようである。いや、スパゲッティーひとつであるからこそ、著者は「ホンモノ」を追究しようとしているのだ。
 食事・服装・インテリア・車、そんな身の回りのひとつ一つに、「ホンモノ」と「ニセモノ」の判断基準を自分の示していく。そうやって自分の「ハラ」を作っていくことが、人生で一番大切なことではないか、著者は本文の行間で、声を大にしてそう主張する。

 だから、本書をツルツルのファッション雑誌のように、格好いい大人になるためのハウ・ツー本とする読者を著者は一番嫌うだろう。(実際に著者が勧めるシャネルの靴が500円のファッション雑誌で取り上げられている今日の現状を、著者はどう思っているだろうか)
 周りにあふれる「ニセモノ」に付和雷同するのではなく、自分にとっての「ホンモノ」を毅然と突きとおす。それは、偏屈で、面倒くさくて、非効率で、非生産的なことだけど、やはりとても大切なことだと私も思う。
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最近のカスタマーレビュー
残念な人を失くした・・・。
言いたいことは他のレビュアーさん方が的確に述べてくれているので割愛。

面白い男だと思う。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: ryo
ぜひ男性に!
伊丹十三さんのセンスの良さだけでなく、
物事の本質を見抜こうとする執拗さ、
そして自分が学んだ事を惜しげなくアピールする... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: KWKMG
ケチャップ味のナポリタンはうまくなかった
1968年当時、ケチャップで味付けしたナポリタンを食べていた時代にトルティーヤやフォンデュなんて料理が出てきます。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: ぬらりひょん
男の美学 女の美学 語りかける皮肉
『ヨーロッパ退屈日記 (新潮文庫)』でも描かれていたように、
生活の中で気付いたコト、日用品についての講釈が深く辛辣。... 続きを読む
投稿日: 2010/3/12 投稿者: ウェブ担当
ホンモノとは、何かを学ぶ
「ヨーロッパ退屈日記」よりは、若干勢いがないと感じる人も多いはず。でも、独特の価値観を押し付けでなくさらりと断定して憚らない切れのよさは健在です。題名を気にせず、... 続きを読む
投稿日: 2005/10/17 投稿者: いじさま
軽やかに
似非欧米文化の氾濫する我が国に対し、本物を愛する姿勢を示す本です。... 続きを読む
投稿日: 2005/6/15 投稿者: ガラガラス
ダンディズムの極地
驚いた、というのが読後の正直な感想です。いまから、30年以上も前にこんなことを知っている人がいたとは。今読んでも全く色あせていません。本物のダンディズムです。「女... 続きを読む
投稿日: 2004/3/10 投稿者: hiraku
いただきます
伊丹十三氏のエッセイ。たまに読みたくなりますよ。皮肉屋で、独自の価値観があって、理屈っぽくて、どこか古臭くて。食べ物、飲み物、クルマ、何より人、毎日人間を取り囲む... 続きを読む
投稿日: 2003/12/13 投稿者: シゲ氏
女たちよは、男たちに読んでほしい本です
伊丹十三という人の完璧なまでの「凝り性」のすべてが、この本から溢れ出してきます。... 続きを読む
投稿日: 2000/11/17
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