【著者】蓮池透(はすいけ・とおる)
1955年、新潟県柏崎市生まれ。1972年、東京理科大学電気工学科を卒業後、エネルギー関連会社に入社。
「『北朝鮮による拉致』被害者家族連絡会」事務局長。
【内容】
「弟はどんな人間になっているのだろう」二十四年ぶりの再会の瞬間、頭に浮かんだのはその疑問だった―平穏な生活をある日突然に破壊した最悪の国家犯罪「北朝鮮拉致」。残された家族たちの悲しみと懸命の捜索、無為無策の政治家・警察・外務省に対する怒りと絶望、感動の帰国が実現するまでの異常な騒動、そして帰って来た弟の”洗脳”を解くための格闘。弟を取り戻すために四半世紀にわたって闘い続けた兄が、初めてすべてを語った怒りの手記!
【著者からのメッセージ】
弟たち五人は帰国しましたが、彼らの家族は拘束されたままですし、いまだに生存が確認できない被害者が十人います。拉致問題には「落としどころ」など存在させてはいけないと思います。拉致を認めた以上、北朝鮮は即刻、被害者とその家族を返す義務があります。そして、日本政府も今こそ、威信にかけて「国民を返せ」と強く迫るべきではないでしょうか。私たちは、北朝鮮に拉致された日本人とその家族を全員、奪い還す日まで、闘い続けるつもりです。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
病んでいる国は北朝鮮だけではなかった,
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レビュー対象商品: 奪還―引き裂かれた二十四年 (新潮文庫) (文庫)
突如として家族のひとりが失踪する。理由の見当もつかない。警察も頼りにならず、あらゆる心当たりを訪ね歩くが実りはない。悲嘆に暮れる家族とただ流れる歳月。 暗闇の中で名を呼び続けるが、返ってくる声はない。弟よ、お前はどこにいるのか? 国民のすべてが被害にあう可能性があった北朝鮮による拉致。被害者家族の苦悩が 本書の随所に滲んでいる。あらためて卑劣な犯罪に怒りを禁じ得ない。だが弟の 失踪が、北朝鮮の犯行であると確信してからの兄透氏の憤激は北朝鮮だけではなく、 味方であるはずの母国日本にも向かうことになる。政治家も警察も外務省も法務省も マスコミも、誰一人この問題に立ち向かおうとしない。無視、冷淡な反応、様々な 妨害と嘲笑。日本の病弊にもっとも絶望した人たちが拉致被害者家族であったと云える。 だからこそ彼は「無法国家北朝鮮に無能国家日本」と自嘲を込めて嘆くのだ。 本書には、帰国した弟の変貌への困惑から、彼との格闘が生々しく描かれ、そして 新しい生活へと臨む弟夫婦への暖かいまなざしに溢れている。また文庫化に当たって、 その後の弟夫婦と蓮池家について加筆されている。まだ闘いは終わっていない。
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
風化させてはいけない,
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レビュー対象商品: 奪還―引き裂かれた二十四年 (単行本)
蓮池透さんにとって、この24年間の思いを一冊の本にまとめることなど不可能なことであろう。しかしながら出版されたこの著書を読んで、痛み・苦しみ・怒りの一部分でも、国民の一人として共有出来たらと思う。 拉致は北朝鮮が犯した国家的犯罪である。絶対に許してはならない。 その一方で、日本政府・外務省・閣僚・マスコミを始めとする日本国そのものにも憤りを感じる(特に実名を挙げられた各人以外にも多くの『戦犯』がいるだろう) 但し、忘れてはならないのは、日本の国の構造を腐敗させたのも日本人であるが、変えることが出来るのもまた日本人だけなのだということだと思う。 一国民である私達に何が出来るのかを、今一度考えてみたい。
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
今も続く戦い,
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レビュー対象商品: 奪還―引き裂かれた二十四年 (単行本)
24年間の戦いの記録が、実名をあげ、克明に書かれている。感情的を押さえ、淡々と書いているので、読む人は素直に共感できる。 北朝鮮を無法国家、日本を無能国家と表現しているが納得できる。 人権を叫ぶ人々が、如何に人権を蹂躙してきたか、恐ろしいほどである。 作者の、「戦いは今も続く」という言葉が最後に書かれているが、本当に 他人事ではない。他国民の人権を叫び、国民の人権を蹂躙する官僚や政治家
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5つ星のうち 5.0
恐ろしい洗脳
恐ろしいほどの国家による洗脳。 友人による説得で心を開いていく様子。 日本の政治家の無能、無関心ぶり。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/13 投稿者: フジモ
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