新聞紙上で連載されたレシピが春・夏・秋・冬と季節ごとに1年分載っています。
ふつうの料理本と違って料理のできあがり写真・絵はありませんし、プロセス写真もありません。材料表はありますが、一つの料理が2ページちょっとの文章だけで紹介されています。イラストは奥薗さん自身が描いたものだそうです。
あら、それじゃあ、料理のイメージがわかりにくのではと思われるかもしれません。
が、この本の狙いはふつうの料理本とは違っています。
この本は「あれが食べたいなぁ」とか「娘がダイエットするっていうから、何を作ってあげよう」とか「時間が30分しかない、パッと作れて、さっと食べられて、ちゃちゃっと片付けられるものを!」といったその時々の状況から生まれる料理と、作りながら「この手間は、仕上がりにこんなふうに影響するから大事ですよ」と大事なところはしっかり教えてくれるという親切さがあります。
「なすは食べやすい大きさに切り」など、大雑把に書かれているところもあるので、食べやすい大きさって言っても乱切りなの? くし型切りなの?と困ってしまうところもあるので星4つとしました。が、味付けを含めて、「あなたに合ったものにすればいいんですよ」という作者からのメッセージだと最近は思っています。
何も作らなくても、読んでいるだけで食べたような気分になる本です。(いや、読んでいると作りたくなってきます)
私は秋の章のキムチ鍋にはまりました。
○○の素なんかなくても、家にあるもの、近所で売っているもので、ぱぱっと作れて、おいしいっ!という料理です。
家族も大好きです。