奥様イノウエの、4カ国旅行コミックエッセイ。
視点を「その国の家庭料理」と「ダイエット」にしたので、単なる名所旧跡案内ではない本になっているのは面白いのですが、表現が漫画的というか、やらせドキュメント的というか…。
例えば、イタリア人男女3人に日本料理を振る舞うシーン。
日本食を食べた3人は
「イタリア人の味覚はすばらしいから、日本食の良さもわかるのよ!」
と声を合わせて言います…。
そんなこと、ありえないでしょう?
イタリアで夕方ゆっくり散歩する習慣・パッセジャータに
「もっとキビキビと歩かなくちゃ!」
とウォーキングをすると、
「何やってるの? あのジャポネーゼ」
「トイレに行きたいのか?」
と、イタリア人の注目を集める。
…まさか。
旅行先で編集部から驚きの指令メールが届いたように描いているけど、ちゃんと日本から準備して持って行ってるのに…。
とか、異国の息づかいが伝わる「旅行記」として読んでいると引っかかってしまうのです…。