奥の細道の現代語訳に、ゆかりの地の写真と解説がついています。ほぼ全ページに写真があり、ビジュアル版はやはり親しみが持てます。手軽に机上紀行も楽しめ、読みやすかったですね。
本文の句についての発想の背景や推敲の過程、ゆかりの地に係わる和歌の引用など、丁寧な解説は鑑賞の幅を広げるのに役立ちました。駄作は駄作という山本健吉流の批評も要所にあり、それはそれで面白い。芭蕉さんもいつも秀句をひねり出した訳じゃないんだと。
この機会にと、書架に眠っていた30年ほど前の岩波文庫「おくのほそ道」を併読し、やっと原文も読み通すことができました。
巻末に芭蕉ゆかりのミュージアムガイドや、「芭蕉ゆかりの地への」アクセスデータ一覧が掲載されています。ここだけでも、手軽な情報源になり便利です。