とても面白い。
初期設定としては良くある感じだし
登場人物もまたそうなのだが、
展開が面白いのと、リディアの心の変化の様がとても納得できるのが良い。
作品によっては突然権力の座に就いて
あまり紆余曲折無くなぜか自覚を持ってしまうものも多いが、
その点、本作には好感が持てる。
文章もとても読みやすいし、
世界観の設定や現状の世界情勢の設定もとても分かりやすい。
主戦派と温厚派との抗争なんかもよくある話だが
そこへ平民出身のリディアが、どのような流れを作っていくのかが見所だ。
細かいが、「空渡船では帆とは言わずに翼と言う」とドリスが言っていたのだが、
その直後のジェラルドの高所恐怖症について語るときは
「帆に引っかかって宙吊り」と言っていたりする。
まぁ帆に見えるものが翼というだけで、
帆は別に存在することも考えられるが、まぁおそらくは無いだろう。
折角設定として上記のような設定を作ったからには、
よく校正してもらえれば、もっと良くなると思う。